エスタンシア(マラコスタムブラダの2022)

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【2022年度産駒推奨馬】

推奨馬

▶︎【馬名】エスタンシア
▶︎【父名】ドゥラメンテ
▶︎【母名】マラコスタムブラダ
▶︎【馬主】キャロットクラブ
▶︎【調教師】松下 武士
▶︎【生産者】ノーザンファーム
▶︎【誕生日】2022年3月15日
▶︎【生まれ順】第6子

エスタンシア(マラコスタムブラダの2022)。
キャロットクラブのドゥラメンテ産駒です。
ドゥラメンテ産駒は2022年産駒が最終産駒となりますのでPOGファンならば「最後、記念に1頭」と選ばれる方もいらっしゃるかもしれあせん。私もその考えはありますが、そもそも最終産駒がどの程度走るのかと言いますと、そこまで目立ったものはありません。ハーツクライ産駒も2021年産駒が最終ですがほぼ活躍無し。

ただしディープインパクトの最終産駒はライトクオンタムやオーギュストロダンなど活躍馬は出しました。ドゥラメンテの父であるキングカメハメハは最終産駒でスタニングローズやエリカヴィータを生み出しています。共に「三冠馬」を輩出している種牡馬の最終産駒は例外なのかもしれません。大ホームランとまでは言えなくともPOG全体の底上げになるような存在ならドゥラメンテの最終産駒からの登場も期待してもよいかもしれません。

馬体

見解

▶︎1歳時馬体

エスタンシア(マラコスタムブラダの2022)の馬体は素晴らしいです。さすが重賞勝利馬を2頭輩出している繁殖牝馬だけはあります。

馬体の艶が目を惹きつけます。ドゥラメンテ産駒でここまでの輝きを放っていたのがリバティアイランドです。自論ではありますが1歳時の募集写真の馬体に艶があるものは目をつけておいた方がいいです。全てが成功するわけではありませんが確率としては高いと思っています
体のバランスは非常に良く腹袋のボリュームも好印象です。トモは若干緩めの印象ですが筋肉の形はある程度見えていて成長が期待出来るものです。

測尺評価(1歳時)

▶︎【体高】154.5
▶︎【胸囲】174.0
▶︎【管囲】20.0
▶︎【体重】433kg


測尺は完璧ですPOG期間活躍馬の多くが「体高150台、胸囲170台、管囲20以上」でありエスタンシア(マラコスタムブラダの2022)はそれを満たしております。

キャロットクラブの募集時の歩様を見る限り強烈さは感じませんでしたが全体的に動きには柔らかみがあり、実際に動かしている以上に可動域は広くなるように見えました。

血統

▶︎【血統表】

Screenshot

エスタンシア(マラコスタムブラダの2022)の血統構成はドゥラメンテ産駒にしては若干魅力に欠けます。正直懸念点といっても過言ではありません。ドゥラメンテ産駒の成功馬に共通する血統構成を整理します。

【ドゥラメンテ産駒成功条件】
1:母方にサンデーサイレンス配合が無い
2:父母間でMr. Prospectorクロスがある
3:母方にMonsun配合がある
4:母方にShirley Heights配合がある(Mill Reef配合がある)
5:母方にSadler’s Wells配合がある
6:父母間Nureyevクロスがある
7:母方にDanzig配合がある
8:母方にNijinsky配合がある
9: 母方にソニンク配合がある
10:母方にMachiavellian配合がある
11:母方にRoberto配合がある
12:母方にサンデーサイレンス配合がある
13:サンデーサイレンス配合以外からの父母間Halo(Hail to Reason)クロスがある

このうちエスタンシア(マラコスタムブラダの2022)は「条件5」「条件7」「条件8」に該当。肝心のMr. Prospector配合がありません。ドゥラメンテ産駒の成功馬の9割近くはMr. Prospector配合があります。

Mr. Prospector配合がないドゥラメンテ産駒の活躍馬はドゥラドゥーレス(毎日杯3着)やドゥーラ(札幌2歳ステークス1着)がいます。Mr. Prospector配合が100%必要とは言えないのですが正直懸念するところであります。

補足事項

松下厩舎ですが、POG馬選定の際、姉のレシステンシアを成功に導いたことから良血の委託が多くなる傾向にありますが、ここ最近の活躍はありません。「同血を管理していた厩舎」というだけでは危険です。

エスタンシア(マラコスタムブラダの2022)推奨理由は馬体の良さ、また三冠馬輩出経験ありの繁殖牝馬の最終産駒は比較的成功馬が潜んでいる、この2点です。

推奨はするものの懸念材料も多くある馬です。

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