推奨馬
▶︎【馬名】スターウェーブ
▶︎【父名】Kingman
▶︎【母名】コスモポリタンクイーン
▶︎【馬主】TNレーシング
▶︎【調教師】武井 亮
▶︎【生産者】ノーザンファーム
▶︎【誕生日】2022年3月26日
▶︎【生まれ順】第3子
スターウェーブ(コスモポリタンクイーンの2023)。
セレクトセール2023の1歳馬セッションにてTNレーシングにより3億3000万で来札した超高額なKingman産駒です。
馬主のTNレーシングですが「X(旧Twitter)」で所有馬の情報を良く発信して下さり個人馬主の馬の情報はなかなか出てこない中で、非常に見やすい(親近感が湧く)運営を頂き楽しませてくれています。このスターウェーブ(コスモポリタンクイーンの2022)は2歳時既に入厩済及びゲート合格済で順調なようで厩舎の評価も高いとのことでした。
母コスモポリタンクイーンですがイギリスの馬で生涯成績は2勝。特に重賞勝利はなかったゆようです。いつ輸入されたかの情報までは得ることが出来ませんでしたがスターウェーブ(コスモポリタンクイーンの2022)のあとの2023年はエピファネイア産駒、2024年はコントレイル産駒と有力種牡馬と交配しているあたりノーザンファーム側としても期待している繁殖牝馬ということが伺えます。
馬体
見解
▶︎1歳時馬体
セレクトセール2023の1歳時の歩様動画です。馬体におけるトモの締まり、前足の筋肉のつき具合、腹袋のボリュームなど部分的に目を向けると良さはあるのですが全体的にこじんまりとしていて迫力という面では欠けます。2歳時の馬体も見ましたが確実に筋肉等は成長しており力強さはあるものの胴は短いです。マイル以下が主戦場となるでしょう。
1歳時の歩様について、動き出すと首を使ってグイグイ前に進む様子は好印象。ただし先ほども述べた「こじんまり」という様子はどうしても残り、歩幅も短い。POG選定期間にデビュー直前の調教動画を見る機会があった場合、ピッチ走法で足の回転が早ければこの点は払拭出来ていると考えてもいいでしょう。
測尺評価(1歳時)
▶︎【体高】153.5
▶︎【胸囲】178.5
▶︎【管囲】21.4
▶︎【体重】451kg
先ほどの馬体評価とは裏腹にスターウェーブ(コスモポリタンクイーンの2022)の測尺は非常に素晴らしいものです。
POG期間の活躍馬の多くが「体高:150台、胸囲:170台、管囲:20以上」となっているのですが、スターウェーブ(コスモポリタンクイーンの2022)は全項目満たしております。体重も1歳時から451kg。2歳時の情報によれば470kg台を推移しているようですので非常に良い馬格です。
血統
▶︎【血統表】
スターウェーブ(コスモポリタンクイーンの2022)の魅力はこの血統構成にあります。POG期間で重賞勝利したシュネルマイスターとエリザベスタワーの血統表と比較してみましょう。
▶︎【シュネルマイスター血統表】
▶︎【エリザベスタワー血統表】
この2頭の情報から共通するKingman産駒といて必要な血統構成を整理します。
【Kingman産駒血統構成成功条件】
1:母方Sadler’s Wells配合あり
2:母方サンデーサイレンス配合無し
3:母方Kris(Sharpen Up)配合あり
4:母方6台目以降でもLyphard配合あり
スターウェーブ(コスモポリタンクイーンの2022)は条件1、2、4を満たしておりこの状態で既に良いです。且つ先ほど紹介した2頭にはない父母間ダンシングブレーヴの父母間クロスが成立していること、Mr. Prospector配合、Shirley Heights配合があることなど日本国での馬場適正が高まるような血統が多く盛り込まれています。
唯一血統構成条件としてて満たしていないKris配合。これはKingman産駒にとって意外と重要なことなのかもしれません。そこで母コスモポリタンクイーン自体の血統表を見て6台目以降の血統構成を確認しました。
▶︎【母コスモポリタンクイーンの血統表】
こうしてみるとスターウェーブ(コスモポリタンクイーンの2022)もKrisの源流となるSharpen Upの配合が6台目に隠されてたことが分かりました。同時に6台目にシュネルマイスターにもあるShirley Heightsも確認でき、血統構成といては申し分ないほど素晴らしい構成であると分かりました。
補足事項
術歴情報は特にないです。
TNレーシング情報は引き続き『X(旧Twitter)』で確認していくこととします。所属厩舎である武井厩舎もここ最近POG期間での重賞活躍が目立ってきました。スターウェーブ(コスモポリタンクイーンの2022)も期待出来ると考えます
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