【POG】【推奨】ソロモン（シロインジャーの2022）

推奨馬

▶︎【馬名】ソロモン
▶︎【父名】ミッキーアイル
▶︎【母名】シロインジャー
▶︎【馬主】石川　達絵
▶︎【調教師】堀　宣行
▶︎【生産者】ノーザンファーム
▶︎【誕生日】2022年3月7日
▶︎【生まれ順】第3子

ソロモン（シロインジャーの2022）。
セレクトセール2023に「キセキ」で有名な石川達枝オーナーが4180万円で落札した馬です。

ご存知の通りソロモン（シロインジャーの2022）はあのメイケイエールの全弟です。
メイケイエールといえばPOG期間に小倉2歳ステークス、ファンタジーステークス、チューリップ賞で重賞3賞した大活躍馬です。その馬の全弟がセレクトセールで4180万円程度で落札されるとは意外な印象を受けました。そのため推奨は避けようと思う時期もありましたが、まさかの堀宣行厩舎所属になるとは驚きました。
正直所属厩舎が推奨の決め手となったことは認めざるを得ませんが、その他魅力を追求していきたいと思います。

馬体

見解

▶︎1歳時馬体

セレクトセール時の歩様動画です。
この動きは驚異的に良いです。馬体は艶やかに光り輝いています。また特に首使いがよく活発に前後に動き推進力を高めることが出来そうです。また後ろ足の伸びも良く薄そうな皮膚とその下の筋肉に高い柔軟性を備えているように見えます。この動きで落札価格4180万円は超お買い得と言っていいのではないでしょうか。
セレクトセール2023の中でもトップクラスに良い動きと考えます。

測尺評価（1歳時）

▶︎【体高】159.0
▶︎【胸囲】177.0
▶︎【管囲】21.0
▶︎【体重】499kg

ソロモン（シロインジャーの2022）の測尺は全く問題ありません。

POG期間の活躍馬の多くが『体高→150台、胸囲→170台、管囲20以上』となっており、ソロモン（シロインジャーの2022）は全て満たしております。馬体重は499kgと相当大型です。歩様動画では体はスッキリ見せておりましたので意外です。

全姉のメイケイエールの1歳時測尺はありませんが、一つ上のジャスタウェイ産駒チャレンジャーの1歳時測尺を調べたところ全て満たしておりました。ただしチャレンジャーは全く活躍せず。父ジャスタウェイとの相性が悪かっただけかもしれませんがこの点理由は分かりませんでした。

ソロモン（シロインジャーの2022）の1歳時測尺が揃っていることは間違いなくいいことですが兄弟との差異については測尺からは見出せませんでした。

血統

▶︎【血統表】

メイケイエールを全姉に持つソロモン（シロインジャーの2022）にとって血統を語るのはほぼ意味がありません。ただ改めてミッキーアイル産駒のPOG期間成功馬に共通する要素を整理していきます。そもそもミッキーアイル産駒自体が若干時代遅れといいますか近年もたびたび各ノーザンファーム生産馬を預けるクラブで取り上げられながら目立った活躍はない不思議な種牡馬だと思っております。

ミッキーアイル産駒は条件1が必須です。
ミッキーアイル産駒選択の上で母方にHalo配合がなければほぼ活躍は期待出来ないといっても過言ではありません。

ただし本来メイケイエールと同じこの血統構成は成功するにあたり条件が悪すぎます。先ほどもお伝えの通りミッキーアイル産駒自体が活躍馬の輩出頻度が低いことと、母父ハービンジャーも当たりは少ないです。近年でこそホープフルステークス（G1）を制したレガレイラも同じく母父ハービンジャーではあるのですが活躍馬は「レガレイラ、アーバンシック、バジオウ、メイケイエール、ベラジオオペラ」くらいしかおりません。

ソロモン（シロインジャーの2022）が当たりであれば良いだけの話ではありますが、外れの場合は全く走らず、当たれば特大ホームランという極端な未来が待っていそうな血統だと考えます。

補足事項

ソロモン（シロインジャーの2022）は術歴ありです。セレクトセール2023の約4ヶ月前の2023年3月に「OCD除去手術」を受けています。これがセレクトセール時の落札価格がそこまで高額とならなかったという直接的な理由かもしれません。堀厩舎の術歴ありでセレクトセール出身馬といえばボルケーノという馬が衝撃的なデビューを飾りました。その後の成績は残念ではありましたが術歴があっても走るものは走ります。

POGまくれーんとしては大ホームラン狙いでソロモン（シロインジャーの2022）を推奨します。