【POG】【推奨】コンドコマンドの2020

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【2020年度産駒推奨】


推奨馬

コンドコマンドの2020(牝)
 ∟父:ハーツクライ
 ∟母:コンドコマンド
 ∟生産:ノーザンファーム
 ∟厩舎:国枝栄厩舎
 ∟馬主:サンデーレーシング


今回はサンデーレーシング募集のハーツクライ産駒の紹介です。この馬は間違いなくPOGで人気を集めるものと思われます。コンドコマンドは説明不要の繁殖牝馬であり過去以下の馬を輩出しております。

◾️アルジャンナ(2017)
 ∟父:ディープインパクト
 ∟POG期間成績
  →東京スポーツ杯2歳S:2着
  →きさらぎ賞:3着
  →毎日杯:2着


◾️トレデマンド(2018)
 ∟父:ディープインパクト
 ∟POG期間成績
  →0勝(期間後ダート2勝)

◾️コマンドライン(2019)
 ∟父:ディープインパクト
 ∟POG期間成績
  →サウジアラビア:1着

重賞に通用する馬を2頭も輩出出来ていることは本当にすごいです。
2020年産駒の今回は初のハーツクライ産駒。また過去唯一POG期間中に未勝利で終わったトレデマンドと同じ「牝馬」であります

過去ディープインパクト産駒で活躍馬を輩出してきた繁殖牝馬が「ディープインパクト産駒→ハーツクライ産駒」に切り替わったあと、POG期間振るわないということは数頭見たことがあります。
例えば以下のようなものがありました。

◾️アルファヒディ
・兄弟のディープインパクト産駒
 →シャフリヤール
 →アルアイン


◾️シルヴェリオ
・兄弟のディープインパクト産駒
 →シルバーステート

◾️ジンゴイスト
・兄弟のディープインパクト産駒
 →ラヴズオンリーユー
 →リアルスティール
 →プロディガルサン

しかもこれらは全てサンデーレーシングの所属馬でした。
懸念点も色々ありますがこれ以降推奨理由を記載していきます。

馬体・測尺

コンドコマンドの2020の馬体

サンデーレーシングによる当馬のカタログにもある通り良い馬体ですね。胴長で雄大、且つトモの迫力、前足付け根部分の肉付きもたまりません。
腹のボリュームは途中で締まり斜め右に切り上がってトモに繋がっていく形状は若干気になるところではありますが、特に前足部分が良いですね。前方に突き出している筋肉のつき方が秘めたる力を感じさせます
。とても牝馬とは思えぬ馬体であります。

兄弟間馬体比較

兄弟間で馬体比較していきましょう。アルジャンナの同時期写真は無し。今回は当然父が違いますがコマンドラインとトレデマンドで比較していきます。

◾️トレデマンド


◾️コマンドライン

ディープインパクト産駒とハーツクライ産駒の違いなのでしょうが、この2頭はそこまで胴は長くありません。
トモの形など全体構造に共通項はあります。例えばトモの形状です。ただ比較するとコンドコマンドの2020の方が圧倒しています
またコマンドラインですが個人的にはPOG2021-2022で絶大な人気を誇った理由が分かりませんでした。前年のトレデマンドの結果に加えトモが薄い印象です。それでも重賞勝利するわけですので潜在能力は間違いないのでしょう。
この2頭を圧倒するコンドコマンドの2020は兄弟比較でも推奨に値すると考えます。

ハーツクライ他馬との比較

以下シーウィルレインの2020の記事に記載しているサリオス、ヴィクティファルス、フィデルと馬体比較しましょう。

全く比較できない程度に馬体の形状が違います。ただこの中でもサリオスの馬体との共通項としては前足の肉付きとトモのボリュームです。特にトモはサリオスが特に立体的です。コンドコマンドも立体的です。牝馬のハーツクライ産駒と比較出来れば良かったのですが、少なくともハーツクライ産駒としての最低条件は満たしていると考えます。

測尺

ここは兄弟間測尺比較を行います。

◾️コンドコマンドの2020
・体高:154.0  ・管囲:20.2
・胸囲:177.9  ・測尺:460


◾️コマンドライン
・体高:160.0  ・管囲:21.7
・胸囲:176.5  ・測尺:459

◾️トレデマンド
・体高:155.5  ・管囲:19.9
・胸囲:172.5  ・測尺413

測尺としては体高は最も低いのですが胸囲と馬体重は過去最高値です。同じ牝馬でありながらトレデマンドとは50kg近く大きいです。低重心の馬は個人的には好みでありますが考え方によっては足が短めであるとも言えますので、コンドコマンドの2020は持ち前の胴の長さを活かし大きなストライドでもって芝を駆け抜けて頂きたいものです。

血統

コンドコマンドの2020の血統表

コンドコマンドの2020ですが、5代目までに父母間クロスは全く無し。これは兄弟であるコマンドラインやトレデマンドのディープインパクト産駒においても同じであります。この時点ではあまり魅力を感じませんが次項では6代目以降をまで開いて見ていきます

コンドコマンドの2020血統推奨理由①(6代目以降Lyphardクロス)

前項記載のコンドコマンドの2020の、母コンドコマンドの中に配合のある「Tiznow」という血統。これはコントレイルに配合されている血です。同時期にアルジャンナが活躍したためディープインパクト産駒には「Tiznow」配合の有効性が認められました。

Tiznowがなぜ良い効果を生むかといいますと、Tiznowは遡るとLyphard(リファール)の配合があるのです。POG期間の馬選定において「 父母間Lyphard(リファール)クロスの有効性」については以下記事でまとめました。

一般的に表示される5代目血統表では確認が出来ないのですが、Tiznow配合があるとディープインパクト産駒の場合6代目以降で父母間Lyphardクロスが成立しており、それが効果を生んでいるものと考えます。
今回コンドコマンドの2020は父にハーツクライとなりましたがハーツクライにもLyphardが配合されていますので、6代目以降で父母間Lyphardクロスが成立します。
ただしいくらLyphardクロスが6代目以降で成立するとはいえ、「ハーツクライとなっても問題ないのか」という疑念は残ります。その点次項で解説します。

コンドコマンドの2020血統推奨理由②(ハーツクライ×Tiznowの有効性)

前項記載の通り、いくらLyphardクロスが6代目以降で成立するとはいえ、「ハーツクライとなっても問題ないのか」という疑念が残りますが、それを打ち砕く馬が登場しました。それが共同通信杯を勝利したダノンベルーガであります。

ダノンベルーガは母方にTiznow配合を持つハーツクライ産駒です。共同通信杯は非常に強い勝ち方でした。
ここで説明したいのが「ダノンベルーガとコンドコマンドの2020の血統配合がは共通項が多い」という事です。それぞれ並べます。

◾️コンドコマンドの2020血統表


◾️母コンドコマンドの血統表

※6代目にLyphard(リファール)とNijinsky(ニジンスキー)配合がある

◾️ダノンベルーガ血統表


◾️母コーステッドの血統表

※6代目にLyphard(リファール)とNijinsky(ニジンスキー)配合がある

父母間Lyphardクロスの有効性においての前提条件は「血統構成において各種牡馬の最低条件を満たす」これが必要であることを述べ続けてきました。
ハーツクライ産駒の成功条件としては、
1) 母方にNijinsky配合があること
2)母方にMr. Prospector配合があること
3)母方にNorthen Dancer系配合があること

これらが必要です。
この条件をダノンベルーガは満たしております。またコンドコマンドの2020も満たしているのです
ダノンベルーガの強みとしてはNijinskyの配合がサリオスにもあるLomitas→Niniskiからの流れででしょう。この配合があってこそ6代目以降での父母間Lyphardクロスの有効性を高めているのだと思われます。5代目までにDanzigの配合がある点も非常に良いです。

コンドコマンドの2020も6代目にNijinskyの配合が同じようにあります。5代目にMr. Prospector配合もあります。またNorthen Dancer系の配合についてはStorm catからの流れとなっておりこの点はダノンベルーガと異なる点であります。ハーツクライに母方Storm cat配合はウインバリアシオンで成功していますね

総じて、
『ハーツクライ×Tiznow配合は有効であることはダノンベルーガが証明してくれたこと』、『Tiznow配合で6代目以降 父母間Lyphardクロスが成立していること』、『Lyphardクロスの有効性を高めるためのハーツクライ産駒としての血統成功条件は満たしていること』、『そもそもコンドコマンドの2020とダノンベルーガにおいては血統構成共通項が多いこと』、これらの理由からコンドコマンドの2020においては成功可能性が高いと考えます。

※2022/2/27追記※

ハーツクライのPOG期間活躍馬の多くに「Seattle Slew」の配合あり。5代目までに「Seattle Slew」の配合がある該当馬は以下の通り

◾️ドウデュース
◾️ダノンベルーガ
◾️マイラプソディ
◾️スワーヴリチャード


またPOG期間ではない期間でのSeattle Slew配合ありのハーツクライ産駒は「Yoshida」「カレンミロティック」。ハーツクライ産駒活躍条件である。コンドコマンドの2020は5代目までにSeattle Slew配合あり。


最後に

国枝厩舎の牝馬活躍について

国枝厩舎といえば牝馬での活躍が多いことで有名です。アーモンドアイ、アパパネトいった3冠馬を2頭も輩出するに至っているわけですのですごいことです。ただ馬主別視点で見るとサンデーレーシング所有馬での重賞勝利はありません。この点は意外でした。性別は違いますがコマンドラインで勝利出来ているわけですし問題はないと思いますが、この点は頭に入れておいた方が良い懸念点です。

母コンドコマンドの活躍

コンドコマンドですがアメリカで活躍したダート牝馬であり、G1勝利も有する名馬であります。

このスピナウェイステークス(G1)ですが、過去勝利馬を日本に繁殖牝馬としてよく輸入しています。過去勝ち馬はレディイヴァンカ、ソーメニーウェイズ、スウィートリーズンなどです。レディイヴァンカについては以下記事でまとめました。

それでは最後にコンドコマンドが勝ったスピナウェイステークス(G1)の映像をご覧下さい。

Tom Durkin's Final Call – Condo Commando – 2014 Spinaway (G1)

逃げて最後突き放す凄い馬です。映像を見てお分かりの通り雨の中で勝っています。コンドコマンドの2020にもこの道悪をもろともしない強力な力が受け継がれている事に期待しています。

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