【POG】【推奨】ワンダフリーの2020

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【2020年度産駒推奨】


推奨馬

ワンダフリーの2020(牝)
 ∟父:Kingman
 ∟母:ワンダフリー(Wonderfully)
 ∟生産:アイルランド産(詳細不明)
 ∟厩舎:友道康夫厩舎
 ∟馬主:東京サラブレッドクラブ


フォースタークルックの2020に続き再度Kingman産駒の紹介です。ワンダフリーの2020は東京サラブレッドクラブにて2021年末に追加募集された馬の1頭です。追加募集のラインナップは過去類を見ないものでKingman、American Pharoahなど多彩な外国産馬ラインナップであります。その中でも特にこの馬には魅力を感じます

母ワンダフリーですがシルヴァーフラッシュステークス(G3)を勝利した経験を持つようです。ただそれ以外全く情報無し。名門エイダンオブライエン厩舎に所属。

ただ母ワンダフリー自身の兄弟に目を向けるとNayarra(ナヤーラ。父:Cape Cross)は以下の通り重賞勝ち馬です。

参考までに映像は以下の通り。イタリアのグランクリテリウム(G1)勝利の際の映像です。

Premio Gran Criterium 2011 (GR1)

またGustav Klimt(グスタフクリミット。父:Galileo)という馬もおりスパーレイティヴステーク(G2)を勝利しています。以下がレース映像です。

Gustav Klimt – Superlative Stakes (Gr.2)

また全く映像なども見つかりませんでしたが母ワンダフリーの兄弟には他にもMiddle Persia(ミドルペルシア。父:Dalakhani)という馬がおりKilimanjaro(キリマンジャロ)という馬を産んでいます。KilimanjaroはイギリスのダービートライアルステークスOP)1着、その後イギリスダービー6着、アイルランドダービー4着と好走しています

母ワンダフリーについてもこれらの兄弟の力を受け継ぎ繁殖牝馬として素晴らしい成績を叩き出す可能性を秘めていると思われます。

馬体・測尺

ワンダフリーの2020の馬体

この写真では正直馬体の良さは分かりません。悪くはないですが良くも見えません。フォースタークルックの2020の時に感じたようなインパクトはありません。
強いて言えばトモの形は良いようには見えます。Kingmanは種牡馬として母方の特徴を馬体の見栄えとして反映させる傾向があると思っておりますので、母ワンダフリーの写真はありませんが恐らく同じ見栄えではないかと思います。

他Kingman産駒との馬体は以下で比較出来ますのでご覧下さい。

ワンダフリーの2020の歩様動画は東京サラブレッドクラブホームページ内で閲覧可能です。動画は相当良く見えました。動きにも力強さを感じます。正直この写真がその魅力を表現出来ておらず残念であります。

測尺

以下記載します。

◾️ワンダフリーの2020
・体高:158.0  ・管囲:21.0
・胸囲:178.5  ・体重:466.0

◾️シュネルマイスター
・体高:150.0  ・管囲:20.0
・胸囲:164.5  ・体重:384.0

◾️エリザベスタワー
・体高:161.0  ・管囲:21.0
・胸囲:179.0  ・体重:469.0

他Kingman産駒と比較します。
前提として恐らくワンダフリーの2020と他馬2頭との測尺測定時期は半年近くずれているものと思われます。ワンダフリーの2020の同時期の測尺を知ることができませんが馬体重は466kgありますので良い馬格です。全く問題なく推奨に値します

血統

ワンダフリーの2020の血統表

父母間クロス:Danzig4×4、Northen Dancer5×4×5、Mr. Prospector5×5、Rafha3×3(Kris4×4)

Kingman産駒としての血統成功条件を満たしているか

フォースタークルックの2020の際も記載しましたがKingman産駒の血統構成における成功条件は以下の通りです。

①父母間でNorthen Dancerクロスがある
②父母間でMr. Prospectorクロスがある
③父母間でDanzigもしくはLyphardクロスがある
④母にSadler’s Wells配合がある
⑤母にRoberto配合がある

⑥母にStorm cat配合がある
⑦父母間でKrisクロスがある

該当状況は以下の通りです。

・ワンダフリーの2020該当状況
 ∟①②③④⑦に該当
・シュネルマイスター該当状況
 ∟①④⑦に該当
・エリザベスタワー該当状況
 ∟①③④⑦に該当

このワンダフリーの2020の該当状況が物凄いです。正直ワンダフリーの2020を推奨したい最大の理由はこの血統構成において条件を満たしまくっている事です。
シュネルマイスターとエリザベスタワーという日本国内で重賞制覇している馬共通して①④⑦を満たしている中で、ワンダフリーの2020は①④⑦どころか②③も満たしており強烈です。

ただ考え方によっては「近親すぎる」という捉え方も出来るでしょう。特に今回Krisクロスは非常に良いですが、そもそも3代目のRafhaが共通しており4代目のKrisに繋がる系譜となっていますので相当濃ゆいです。
私は懸念ではなく好材料と捉えました。

最後に

友道康夫厩舎と東京サラブレッドクラブ馬との相性を調べました。結果は以下の通りです。

◾️友道厩舎×東京サラブレッドクラブ相性

・対象馬:7頭
・POG期間勝ち上がり馬:4頭
・POG期間勝ち上がり率:57%

記憶に新しいのが京都新聞杯を勝利したレッドジェネシスです。またPOG期間外ですがレッドアネモスは古馬になって札幌のクイーンステークスを制覇しています。
相性は良さそうです。
ただ友道康夫厩舎においてこういった外国馬が活躍したのを見たことがありません。その点は懸念材料です。

日本国内に留まらず世界で活躍出来るような競走馬に成長することに期待しております。

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