推奨馬
▶︎【馬名】プリモシークエンス
▶︎【父名】エピファネイア
▶︎【母名】プリモシーン
▶︎【馬主】シルクレーシング
▶︎【調教師】木村 哲也
▶︎【生産者】ノーザンファーム
▶︎【誕生日】2022年3月12日
▶︎【生まれ順】第1子
プリモシークエンス(プリモシーンの2022)。
POG2024-2025では相当な注目を浴びている馬です。POGまくれーんとしても早期から注目はしていました。2024年4月時点で既に入厩とゲート合格を果たし恐らく6月あたりの新馬戦に登場してくるものと考えます。
プリモシークエンス(プリモシーンの2022)の母プリモシーンはPOG期間にフェアリーステークスを勝利。古馬になったあとも関屋記念含め重賞2勝するなどかなりの実力を持った牝馬です。
更にはプリモシーンの母モシーンがダノンエアズロックの活躍で脚光をあび、更にはここ最近で流行りのオーストラリア血統ということも相まってプリモシークエンス(プリモシーンの2022)は注目される存在となっています。
プリモシークエンス(プリモシーンの2022)はPOGまくれーんが推奨せずともいい馬だということは皆さまお分かりだと思いますので、今回はいい点と悪い点は、はっきり書いていきます。
馬体
見解
▶︎1歳時馬体
プリモシークエンス(プリモシーンの2022)の1歳募集時馬体がこちら。
エピファネイア産駒らしい馬体です。完全に「長方形」型になっています。この点は良いです。また首の太さと角度、全体のバランスも良いです。
ただし筋肉の付き具合が若干不足しています。正確には筋肉はあるのですが、張りと艶が足りません。
まず前足。肩周りはいいように見えますが付け根部分は物足りなさを感じます。トモのあたりは締まりがありますがもう少しボリュームがあれば完璧でした。
これ以下の馬体であっても「良い」と評価している馬もいますが、プリモシークエンス(プリモシーンの2022)は厳しめに評価しています。
測尺評価(1歳時)
▶︎【体高】154.0
▶︎【胸囲】174.0
▶︎【管囲】20.8
▶︎【体重】462kg
プリモシークエンス(プリモシーンの2022)の測尺は全く問題ありません。
POG期間活躍馬の多くが「体高:150台、胸囲:170台、管囲:20以上」となっており、これらの全ての値を満たしています。
2歳時馬体重は5月現在520kg近くあるようで相当な大型馬となっています。デビューまでに500kg前後まで体重を絞れればいいのですが、POG指名時には最終馬体重は確認したいところです。
血統
▶︎【血統表】
プリモシークエンス(プリモシーンの2022)の血統構成を考察していきます。一旦エピファネイア産駒の血統構成における成功条件を整理します。
【エピファネイア産駒血統構成成功条件】
1:父母間でサンデーサイレンス4×3、Hail to Reason5×5の構成がある
2: 父母間で「1」とは別路線でHaloクロスがある
3:父母間でSadler’s Wellsのクロスがある
4:父母間でNorthen Dancerのクロスがある
5:母方にDanzigの配合がある
6:母方にMr. Prospector配合がある
7:母方にKrisの配合がある
8:母方にトニービンの配合がある
9:母方にLyphardの配合がある
プリモシークエンス(プリモシーンの2022)が満たしているのは条件1、5、9です。そもそもエピファネイア×母父ディープインパクトの活躍馬は少なくPOG期間に限るとアリストテレスとオーソクレースくらいです。且つこの2頭に共通しているのは「ノーザンファーム生産馬であること」「母方にSadler’s Wells配合があること」これらがあります。
プリモシークエンス(プリモシーンの2022)はSadler’s Wells配合はありませんが、Nureyevがあり近しい配合となっています。ただしこれ以外の推奨点がないことも事実です。
エピファネイア×母父ディープインパクト産駒の活躍がさほど目立たないのは、Storm catなどを主流とするディープインパクト産駒活躍馬の血統構成がエピファネイアに合わないからでしょう。もしかすると将来的にディープインパクト産駒の活躍無しの馬とエピファネイアを掛け合わせた際、すごい活躍馬が誕生するかもしれません。
補足事項
プリモシークエンス(プリモシーンの2022)は間違いなくいい馬だと思いますが、重賞級までの器かは馬体や血統構成からは見だせませんでした。3月時点でのノーザンファームの調教の様子では相当な勢いで坂路を駆け上がる姿を見せておりこの点良いです。あとは気性の兼ね合いもありデビュー時どう安定したレースを繰り広げるのか、楽しみであります。
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