推奨馬
・ケイティーズハートの2020(牝)
∟父:モーリス
∟母:ケイティーズハート
∟生産:ノーザンファーム
∟厩舎:鹿戸雄一厩舎
∟馬主:キャロットクラブ
キャロットクラブ2021年募集馬です。皐月賞馬エフフォーリアを兄にもつ母ケイティーズハート初の牝馬です。生まれは第4子。
母ケイティーズハートはこれまでルーラーシップ→エピファネイア→ハービンジャーときて今回モーリスであります。今回のケイティーズハートの2020もいい出来だともいます。
母ケイティーズハートですがハーツクライ産駒でありながら現役は全てダート馬として活躍。POG期間後の未勝利戦で初勝利を挙げています。子供の走りを見る限り芝で走っていたら違った成績の残せていたかもしれません。
馬体・測尺
◾️ケイティーズハートの2020
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/09/331EFA6A-7090-4D38-B14A-A98040AFAEDC.jpeg)
母ケイティーズハートの子は、どれも筋肉質、且つ1歳募集時段階ではいわゆる「ムキムキ、バキバキ」ではなく皮膚の中に筋肉が豊富に詰まっている馬体になっており、ケイティーズハートの2020もそれが受け継がれております。トモの形の良さもですが、前足と胴体との付け根部分の筋肉が素晴らしいですね。前足で芝を掻き込み推進力を発揮する姿が目に浮かびます。
参考までに他モーリス産駒と比べます。
◾️ピクシーナイト
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/09/A82886AA-CEAC-440B-BC3A-67547437615B.jpeg)
◾️ストゥーティ
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/09/6777E097-1B29-4225-BA10-784F0B973176.jpeg)
◾️アルビージャ
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/09/A237E6B3-D8B3-4CF1-BBCA-882F8E7B62B6.jpeg)
◾️テンバガー
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/09/F79C0271-5AD3-467F-AC1B-8B69F8F743AD.jpeg)
モーリス産駒はどれも馬体見栄え良いですね。
先ほど述べた前足部分の見栄えは牡馬含めたこの4頭よりもケイティーズハートの2020の方が良く見えます。同じ牝馬で言えばストゥーティと比べてもそれ以上です。
次に測尺です。
◾️ケイティーズハートの2020
・体高:152.0 ・管囲:19.6
・胸囲:178.0 ・体重:476
◾️ピクシーナイト
・体高:154.0 ・管囲:21.6
・胸囲:173.0 ・体重:450
◾️ストゥーティ
・体高:149.0 ・管囲:20.0
・胸囲:170.5 ・体重:406
◾️アルビージャ
・体高:157.0 ・管囲:20.0
・胸囲:176.5 ・体重:414
◾️テンバガー
・体高:155.5 ・管囲:21.0
・胸囲:173.5 ・体重:457
こう見るとケイティーズハートの2020は負けていません。むしろ一番大型です。管囲が一番小さいため気になりますが、成長に期待します。
血統
モーリス産駒の良い血統構成が何なのか考えてみます。以下活躍馬の血統表を並べます。
◾️ピクシーナイト
∟Lyphard5×4、Halo5×4、ノーザンテースト5×5
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/09/9F45B0D9-85CD-49B4-BDD6-1E0AA1D3B6F8.jpeg)
◾️ストゥーティ
∟Halo5×4×5、Sadler’s Wells4×5
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/09/6AC520B0-039C-4F03-8001-11FCF461AB4D.jpeg)
◾️アルビージャ
∟Halo5×4、ノーザンテースト5×4、Northen Dancer5×5
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/09/FF0254D0-FD43-4B80-9B73-2B0023D79105.jpeg)
◾️テンバガー
∟Halo5×4、Rivermann5×5
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/09/6D5C4571-E332-4CB3-8BC3-93380E7C372B.jpeg)
◾️シゲルピンクルビー
∟Sadler’s Wells4×3、Northen Dancer5×5
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/09/9BFBC554-1502-4288-B3AF-6673325EEB58.jpeg)
◾️ルークズネスト
∟Danzig5×5、Halo5×4、Lyphard5×5
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/09/EEB914F2-D3AC-445F-BFD3-36961FFD41F8.jpeg)
モーリス自体がサンデーサイレンス、Sadler’s Wells、Lyphard、Northen Dancer、ノーザンテースト、Danzig、Robertoなど日本競馬会で活躍する血統が大量に入っているため母馬とのクロスが成立しやすいです。
モーリス産駒は活躍のために最低限、Northen Dancer系の馬とのクロスは必須のようです(←ノーザンテースト、Lyphard、Sadler’s Wells)。
さて、それではケイティーズハートの2020について血統表です。
◾️ケイティーズハートの2020
∟Halo5×4、Lyphard5×5
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/09/B5B874F7-6603-47B1-A575-BDF78D92F465.jpeg)
最低限のNorthen Dancer系の父母間クロスは成立しております。その他目立ったクロスはありません。
特徴的なのは母父ハーツクライであることです。母父ハーツクライといえばロードカナロアと好相性であり、エフフォーリアの成功でエピファネイアの相性も良いと言われております。
モーリスとの相性を確認するとノーザンファーム生産馬限定で2頭おります。マジカルステージとアメイジングタイムです。2頭とも目立った活躍はありませんがPOG期間中に勝ち上がっております。POG期間勝ち上がり率100%であります。これはいいですね。
最後に
鹿戸厩舎とキャロットクラブの相性ですが以下の通り。
◾️キャロットクラブ×鹿戸厩舎POG期間中勝ち上がり率(出走済馬限定)
・全7頭
・期間中勝ち上がり頭数:1頭
・期間中勝ち上がり率:14%
期間中、エフフォーリアしか勝ち上がっていませんね。これは厳しいです。母ケイティーズハートの子だけは違う結果をまっております。
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