推奨馬
・ルージュエクレール(牝)
∟父:エピファネイア
∟母:マーブルケーキ
∟生産:ノーザンファーム
∟厩舎:萩原厩舎
∟馬主:東京ホースレーシング
改めて今期POG推奨馬です。この馬は昨年からずっとみていた馬です。Youtubeで太組不二雄さんが取り上げて話題になっていました。
ただPOG選定時期には色々懸念があり外していましたが、今週出走予定とのことで改めて確認した結果、記事で推奨することとしました。
馬体
◾️ルージュエクレール
1歳募集時のものです。ルージュエクレールの馬体は非常に良いです。以前からお伝えしている通り、エピファネイア産駒らしい横長長方形の馬体となっています。腹回りの具合も丁度良く、首の長さ、背中からトモにかけての直線、またトモ自体の形も素晴らしいです。
参考までにエピファネイア産駒の馬体比較を行なった記事はこちら。
こう見ると血統構成は違えど、ルージュエクレールの見た目はシーズンズギフトに近いと思いました。
またルージュエクレールの同じ『エピファネイア×母父キングカメハメハ』血統構成の二頭とも比べます。
◾️デアリングタクト
◾️スカイグルーヴ
この頃はデアリングタクト見た目は馬体が薄い印象です。スカイグルーヴはさすがといったところ。
ルージュエクレールも出来ればスカイグルーヴ程度の馬体のボリュームは欲しかったところではありますが、懸念する必要はなくむしろ推奨に値する馬体と思っております。
血統
◾️ルージュエクレール
∟父母間クロス:Halo5×4、Hail to Reason5×5、Northen Dancer5×5
クロス3つ。この構成は良いです。
さらにこの馬の特徴としてソダシなどおにも繋がる「シラユキヒメ」一族の血が流れていることです。ソダシの母ブチコはマーブルケーキと同じ「父キングカメハメハ×母シラユキヒメ」の構成。マーブルケーキはブチコの姉に当たります。POG期間成績としてはブチコ2勝、マーブルケーキ1勝(未勝利勝ちのみ)ですのでマーブルケーキは見劣ります。ただ繁殖能力は同血統ということで期待出来るところであります。
話をルージュエクレールの父母間クロスの構成に戻します。このクロスが良い理由は以下記事で述べた事です。
デアリングタクトの3冠達成で「エピファネイア×母父キングカメハメハ」の血統構成が成功していると良く言われますが、この血統構成で重賞勝利出来ているのはデアリングタクトのみ。他はスカイグルーヴが重賞連帯を果たしたのみで活躍例は少ないです。
デアリングタクトとスカイグルーヴの血統構成を比較します。
◾️デアリングタクト
◾️スカイグルーヴ
先程のマキシマムドパリの2020の記事でも記載しましたが、同じ「エピファネイア×母父キングカメハメハ」の血統構成でもデアリングタクトはDanzigを主流としてNorthen Dancerのクロスがあることが他の同血統構成馬との差だと記載しました。
ルージュエクレールはデアリングタクトと同じ、「エピファネイア×母父キングカメハメハの血統構成且つNorthen Dancerクロス」があります。
これは期待できます。スカイグルーヴも5代目までにはNorthen Dancerは無いものの6代目にはありますので、ルージュエクレールは重賞連帯級の潜在能力は秘めていると期待しても良いと思っております。
調教
ルージュエクレールの調教がこちら。
1週前追い切りですが手応えが半端なかったです。併せ馬は新馬クラスではありますが、ルージュエクレールは騎乗者が指示してからの伸びが凄く、併せ馬とは格が違う印象を受けました。当週追い切り映像が楽しみです。
参考までにデアリングタクトとスカイグルーヴの新馬戦当週調教は以下の通り。
◾️デアリングタクト
◾️スカイグルーヴ
全て調教を行う場所が異なることからあくまで参考程度にお願いします。スカイグルーヴは手応えが凄かったですがデアリングタクトは意外にも手応えを感じませんでした。それでも勝つわけですから大したものです。
1週前追い切りから強烈な手応えを見せたルージュエクレールへの期待は膨らむばかりであります。
懸念点
①馬体重
以下ルージュエクレールの募集時測尺です。
・体高:149.0 ・管囲:19.5
・胸囲:178.0 ・体重:411
とにかくルージュエクレールは小さいです。これまで記事でこれ以上に小さい馬を紹介してきましたので、それとはズレますが、2歳になって以降募集時体重以下の300kg台になった時もあり気になっておりました。そのためPOG選定時期にはこの馬を選ぶ事が出来ません出来ませんでした。情報によれば420kg程度で出走出来るとの情報もあります。
②厩舎力
萩原厩舎は、過去ロジユニバース、ノームコア、ダノンキングリーなどPOG期間活躍馬を輩出しているものの、それ以外がパッとせず活躍馬は少ないです。
更には萩原厩舎は過去エピファネイア産駒を2頭管理していますが1勝も出来ていません(ギャラクシーエッジ / ロジマジェスティ)
③中山マイル戦出走馬の2走目以降不振
ルージュエクレールは9/12 5レース芝1600m出走予定。
以下記事で過去3年分をまとめていますが、
中山マイル戦出走馬は過去3年で2歳重賞戦線で3着以内に入った馬が1頭もいません。あくまで2歳重賞に限定していますので3歳以降重賞のことは別途確認しますがいずれにしても懸念事項であります。中山競馬場出走馬は2歳重賞に縁がありません。
以上です。
①②③事項について打破するだけの潜在能力はルージュエクレールにはあると思います。応援します。
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