推奨馬
▶︎【馬名】カルドウェル
▶︎【父名】スワーヴリチャード
▶︎【母名】プロキシマ
▶︎【馬主】社台レースホース
▶︎【調教師】中村 直也
▶︎【生産者】社台ファーム
▶︎【誕生日】2022年2月17日
▶︎【生まれ順】第2子
カルドウェル(プロキシマの2022)。
POGまくれーんで初めてのスワーヴリチャード産駒の紹介です。初年度産駒にあたるPOG2023-2024期間においてのスワーヴリチャード産駒の活躍は凄まじいものがあり、レガレイラ、スウィープフィート、コラソンビート、アドマイヤベルと4頭の重賞勝ち馬を輩出。重賞連対馬まで含むと更に上乗せになります。POG2024-2025期でも当然注目の存在だと考えます。
ただし各POG本を見る限りスワーヴリチャード産駒の取り扱いが非常に少ないことが分かります。有識者の取り扱いとしてはキズナ、エピファネイア、ロードカナロア、ドゥラメンテなどの種牡馬よりも優先順位は低く見られているのでしょう。このカルドウェル(プロキシマの2022)にも言えることなのですが、スワーヴリチャードはあまり有力な母馬との交配がありません。そんな中でも「また今年もスワーヴリチャードだったか」と言わせるような馬を数頭ピックアップしておくことはPOGの戦略としては有効な手段だと考えます。
馬体
見解
▶︎1歳時馬体
カルドウェル(プロキシマの2022)の馬体ですが比較的足長で筋肉質。良い印象を受けますがトモのあたりの筋肉の付き方が若干微妙な状態です。なんといいますか、お尻の筋肉が盛り上がって後方に迫り出しすぎという印象。ただ2歳時の馬体を見る限り馬体は雄大さを増し、お尻の印象も改善しつつあるように見えました。
測尺評価(1歳時)
▶︎【体高】156.0
▶︎【胸囲】173.0
▶︎【管囲】20.0
▶︎【体重】415kg
カルドウェル(プロキシマの2022)の測尺は全く問題ありません。
POG期間の活躍馬の多くが『体高→150台、胸囲→170台、管囲20以上』となっておりカルドウェル(プロキシマの2022)は全て満たしております。POG2024-2025期のスワーヴリチャード産駒測尺が揃っている馬があまりいない中でこれは価値あることだと考えます。
血統
▶︎【血統表】
カルドウェル(プロキシマの2022)の血統構成については先にスワーヴリチャード産駒の成功条件を整理します。
【スワーヴリチャード産駒血統成功条件】
◾️基本構成
1:母方にサンデーサイレンス配合あり2:母方にHalo配合あり
3:母方にDanzig配合あり(Danehillからの流れが最も良い)
4:母方にLyphard配合あり
5:母方にMr. Prospector配合あり
6:母方にNijinsky配合あり(Lomitas、Niniskiからの流れは特注)
7:母方にNureyev配合あり
◾️補強要素
・Sadler’s Wells
・Seattle Slew
・Blushing Groom
・Storm cat
・Grey Sovereign
・Roberto
・Monsun
スワーヴリチャードはハーツクライ産駒ですから基礎はハーツクライと同じ。ただ母方にサンデーサイレンス配合があることが基本的な条件に含まれます。血統解釈は「基本構成」と「補強要素」の2つに分けました。今後色んな傾向が出てくるのだと思いますがスワーヴリチャード産駒はサンデーサイレンス配合とともに「基本構成」に該当するものがあると良いです。
その上でカルドウェル(プロキシマの2022)はサンデーサイレンス配合しかありません。ここは残念な要素です。ただ同時にMonsunの配合があります。これはすごいですね。Monsun配合のあるハーツクライ関連馬の代表格といえばジャスタウェイ産駒のヴェロックスでしょう。またハーツクライ産駒でいえばシュヴァルツリーゼもいます。数少ないMonsun配合のあるハーツクライ関連馬はPOGリストには入れる方が良いでしょう。
補足事項
調教師の中村直也氏ですが私自身あまり選択したことのない調教師です。ただ重賞勝利経験もあり狙ってみる価値はありそうです。
また余談ですがPOG選定時に各一口馬主クラブのカタログを見ると思いますが、毎年何かしらの「見落とし」があります。その見落としをしないように「目」を鍛えていかねばなりません。もしかするとカルドウェル(プロキシマの2022)はそういった見落とし的存在に思えるのです。
コメント