推奨馬
▶︎【馬名】イリフィ
▶︎【父名】Too Darn Hot
▶︎【母名】Trethias
▶︎【馬主】前田 幸治
▶︎【調教師】高野 友和
▶︎【生産者】Stonethorn Stud Farm Ltd
▶︎【誕生日】2022年3月2日
▶︎【生まれ順】第1子
イリフィ(Trethiasの2022)。
ノースヒルズ管理馬です。馬主自体は前田幸治代表であります。イリフィ(Trethiasの2022)は前田幸治オーナーが2023年タタソールズオクトーバーセールで落札した馬です。
父のToo Darn Hotと母Trethiasですが2頭とも海外重賞戦線で活躍した馬です。つまりイリフィ(Trethiasの2022)は相当は実力を持った父と母から生まれた良血馬であります。
まず父のToo Darn Hotはサセックスステークス(G1:芝1609m)を含めG1を3勝。サセックスステークスは過去Frankel、Kingmanなど日本でも活躍する種牡馬が勝ったレースです。レースの様子は以下の通り。
すごい勝負根性を感じますね。直線前目につけてそこから一歩抜け出し全く譲らない。
そして母のTrethiasは重賞勝利はないのですが海外の重賞戦線で3着などの成績をおさめています。父も母も芝の重賞戦線で活躍した馬というところもいいですね。
イリフィ(Trethiasの2022)の父Too Darn Hotに話を戻しますが、Too Darn Hotは既に数頭重賞勝ち馬を輩出している種牡馬であり、日本で言えば2024年のフィリーズレビュー(G2)を勝ったエトヴプレがいます。日本国内でも通用する種牡馬ですし、今回ジャンタルマンタルなど外国馬でも結果を残している高野友和調教師が管理することになりましたので期待は高まるところであります。
馬体
見解
▶︎2歳時馬体
イリフィ(Trethiasの2022)の馬体写真は2歳時のものです。胴は若干詰まっている印象を受けますが許容範囲でしょう。
それよりも全体的に筋肉質。特に前足の筋肉の盛り上がりは一体何なのでしょうか。とてつもないです。前足だけで相当な力を発揮できそうです。それに劣らずトモも迫力があります。POG本には「前進気勢が強い」との評価があるようですので全身をダイナミックに使った迫力ある走るに期待が出来ます。
測尺評価(1歳時)
▶︎【体高】不明
▶︎【胸囲】不明
▶︎【管囲】不明
▶︎【体重】不明
イリフィ(Trethiasの2022)の測尺情報はありません。イリフィ(Trethiasの2022)は2歳時点で馬体重441kg。同産駒のエトヴプレがデビュー時(2023年8月)に462kgでしたので恐らく同じ程度の馬体重に成長することは期待出来ます。馬格としては問題ないでしょう。
血統
▶︎【血統表】
イリフィ(Trethiasの2022)の血統評価です。まず父Too Darn Hot産駒の活躍馬に共通する要素を整理します。
【Too Darn Hot産駒成功条件】
1:母方にDanzig配合あり
2:母方にDarshaan(Shirley Heights)配合あり
3:母方にBlushing Groom配合あり
4:母方にSadler’s Wells配合あり
5:母方にMr. Prospector配合あり
サンプルが少なすぎて条件というにも自信がありませんが一旦この5つの条件を並べます。
イリフィ(Trethiasの2022)が満たす条件は残念ながら1のみ。ここは心許ないところです。
ただしToo Darn Hot産駒は特にそのDanzigが重要なようで、これは同じToo Darn Hot産駒の活躍馬であるエトヴプレとアイルランドでG1を勝ったFallen Angelにも同じく配合があります。しかもFallen AngelとはDanzigを配合するInvincible Spiritも共通しており更に期待が増します。
イリフィ(Trethiasの2022)にはもう1つ未知の魅力として父母間でDararaが3×3でクロスしています。Dararaはフランスのヴェルメイユ(G1:2400m)を勝った馬です。これがクロスしているのは見たことがないため日本国内でどのような活躍をしてくれるのか楽しみであります。
補足事項
イリフィ(Trethiasの2022)がクラシックを制するかまでは想像がつきませんが、エトヴプレと同じく牝馬マイル以下の路線での活躍に期待します。動き出しも早いとの情報もあるため小倉2歳ステークスなどに出ると面白い存在かもしれませんね。
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