【POG】【推奨】ダノンシーマ(インクルードベティの2022)

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【2022年度産駒推奨馬】

推奨馬

▶︎【馬名】ダノンシーマ
▶︎【父名】キタサンブラック
▶︎【母名】インクルードベティ
▶︎【馬主】ダノックス
▶︎【調教師】中内田 充正
▶︎【生産者】ノーザンファーム
▶︎【誕生日】2022年1月30日
▶︎【生まれ順】第4子

ダノンシーマ(インクルードベティの2022)。
セレクトセール2023にて3億4100万円の超高価格落札馬となったのが本馬です。
半兄のインクルージョン(ハーツクライ産駒)もセレクトセール出身馬で堀厩舎ということもあり期待しておりましたがほぼ走らず。後ほど解説しますが血統構成に問題があるかもしれません。とはいえ今回中内田厩舎に預けられました。兄が堀厩舎→弟が中内田厩舎とはものすごい待遇の良さですのでノーザンファーム側も母インクルードベティの子には計り知れぬ期待があるのかも知れません。

母インクルードベティですがアメリカで活躍したダード女王です。マザーグースステークス(G1)の様子を見てください。

Include Betty – 2015 Mother Goose Stakes


最後方スタートとなりながらも、第3コーナーあたりで能力を解放し全頭ぶっちぎっているのが母インクルードベティ

これはすごいですね。勝つためのお手本といったような乗り方です。この動きにノーザンファーム側は惚れ込んだというところでしょう。

馬体

見解

▶︎1歳時馬体

ダノンシーマ(インクルードベティの2022)の1歳時馬体がこちら。

非常に素晴らしい馬体です。セレクトセール2023の中でも最高位に位置する馬体といえます。とにかく馬体のバランスが良いです。また立ち気味の首もいい動きをしており前後に気持ちよく動いています。兄弟のインクルージョンも馬体は相当良かったです。母インクルードベティの子としては当たり前なのかもしれませんが、この馬体の見た目であればお「億超え」の落札価格も納得といったところです。

測尺評価(1歳時)

▶︎【体高】155.0
▶︎【胸囲】177.5
▶︎【管囲】21.8
▶︎【体重】450kg


ダノンシーマ(インクルードベティの2022)は測尺は全く問題ありません。

POG期間活躍馬の多くが「体高150台、胸囲170、管囲20台」という値になっており、そダノンシーマ(インクルードベティの2022)はその全てと満たしております
馬体良し、動き良し、測尺良し。
とここまで言うこと無しですが次に述べる血統構成が懸念材料です。


血統

▶︎【血統表】

Screenshot


ダノンシーマ(インクルードベティの2022)の血統構成ですが最初に述べるとキタサンブラック産駒の成功馬としての血統構成がほぼありません。改めてキタサンブラック産駒の成功馬に共通する血統構成を整理しましょう。

【キタサンブラック産駒成功条件】
1:5代目以内にHalo配合あり
2:5代目以内にNureyev配合あり
3:5代目以内にLyphard配合あり
4:5代目以内にフレンチデピュティ配合あり
5:5代目以内にSadler’s Wells配合あり
6:5代目以内にMr. Prospector配合あり

このうちダノンシーマ(インクルードベティの2022)は条件を1つも満たしていないのです

強いて言えばのところで赤枠で囲ったDanzigの配合はあれどほか目立った配合無し。私の血統知識不足は影響があるとは思いますがそれにしても無い。母インクルードベティの子供はほぼ勝ち鞍がなくその要因はこの血統構成にあるのかもしれません

補足事項

術歴は特に無し。
ダノックスは毎年の如くPOG期間に有力馬を送り込んできますので推奨馬を見出したいという気持ちを強くさせる馬主です。更には厩舎が中内田厩舎とそれだけで飛びついてしまいそうな魅力ある組み合わせ。

ただしダノンシーマ(インクルードベティの2022)の兄弟の成績不振、血統構成の魅力の無さを認識すべきです。

最終的には、2歳時の馬体やデビュー前調教の動きを確認出来る場合はそれを見て、不安要素を払拭する要素が見つけられるかで最終判断することをお勧めします。

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