推奨馬
・アールブリュットの2020(牝)
∟父:ブラックタイド
∟母:アールブリュット
∟生産:ノーザンファーム
∟厩舎:木村哲也厩舎
∟馬主:キャロットクラブ
キャロットクラブ2021年募集馬です。アールブリュットの2020ですが兄弟に以下記事で紹介したパラレルヴィジョンがおります。
デビュー予定が延期となり一時順調さを欠きましたが調子を取り戻してきているとの情報もあるようで問題ありません。何よりもパラレルヴィジョンは調教がハンパない動きでしたので、アールブリュットの2020にも同じ動きを期待しております。
馬体
以下がアールブリュットの2020の馬体です。
◾️アールブリュットの2020
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/08/827992A9-8EDA-4605-B158-44A845764A33.jpeg)
非常に美しい形です。背中と腹回りの流れも良いですし、何よりもトモの形が綺麗です。顔つきもたまりません。
キャロットクラブの募集動画でこの馬を見ると歩様については柔軟性とバネがありそうな様子で相当良いと思いました。馬体の光沢もすごかったです。
測尺は以下の通り。
◾️アールブリュットの2020
・体高:152.0 ・管囲:19.5
・胸囲:174.0 ・体重:435.0
参考までにパラレルヴィジョンの募集時馬体重を記載します。
◾️パラレルヴィジョン
・体高:156.0 ・管囲:21.1
・胸囲:175.0 ・体重:447.0
正直なところパラレルヴィジョンの方が良いです。ただアールブリュットの2020は懸念するほどの差はありません。募集時馬体はアールブリュットの2020の方がよく見えます。
血統
アールブリュットの2020の血統表は以下の通りです。
◾️アールブリュットの2020
∟Northen Dancer5×5、Hail to Reason4×5
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/08/A84449A2-67FD-4A44-A54E-7A85737EAAB1.jpeg)
Northen DancerとHail to Reasonのクロスがあります。
POG期間に活躍したブラックタイド産駒×ノーザンファームという観点で他馬と比較します。
◾️エカテリンブルク
∟Northen Dancer5×5
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/08/F048DB94-3EC6-4302-9C8A-DECF6883F2AA.jpeg)
◾️アガラス
∟Northen Dancer5×4
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/08/0A63E384-3D38-43EE-8C2E-77A79FE0FF04.jpeg)
◾️ミッキーブラック
∟Northen Dancer5×5
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/08/BEB6CADF-4A35-41A1-AC26-DC418ABE0FDC.jpeg)
◾️ブラックボイス
∟Northen Dancer5×5
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/08/8F3D1D46-9E6E-4784-8FBF-5999F21F4590.jpeg)
全頭共通して、父↔︎母間でNorthen Dancerのクロスがあります。また青枠で表現しておりますがその他母方に別途、Danzig、Mr. Prospectorに繋がる配合がありました。
アールブリュットもDanzigの配合があります。またSeeking the Goldも配合がありMr. Prospectorも6代目以降に配合されています。何よりもマクフィの配合が良いです。日本で母父マクフィ自体の頭数が少なく成功例もありませんが、マクフィ産駒自体は結果を残しているため前向きに捉えて良いと考えています。
注意点としてはこの血統の組み合わせが必ず走っているということではありません。例えばブラウシュヴァルツという馬は「ブラックタイド産駒・Northen Dancerクロス・Danzig配合」でしたが成績はいまいちです。
アールブリュットの2020の血統構成は成功における最低条件だけはクリアしているという程度で認識しておいた方が良さそうです。
最後に
参考までに、マクフィと母アールブリュットのことに触れます。
◾️マクフィ
生涯成績6戦4勝の英国の名馬です。
主な成績は以下の通り。
![](https://pogmcclane.com/wp-content/uploads/2021/08/869E82D7-1A99-4867-8A4D-7A45197106A2-1024x235.jpeg)
英国2000ギニーのレースがこちら。
強いですね。この時の鞍上はクリストフ・ルメール騎手のようです。こういうところで繋がっていて面白いです。
◾️母アールブリュット
同じくキャロットクラブで募集されたマクフィ産駒です。新馬戦デビューは6月開催の函館芝1200m。新馬戦は以下の通り差しきりで快勝。仕上がりの早さがアールブリュットの2020にも受け継がれている事に期待します。
以上です。
ブラックタイドは以前からお伝えしている通り、ダイワメジャー・キングカメハメハ・ハーツクライ・バゴと同期であり高齢です。そろそろ種牡馬引退でもおかしくありません。
推奨と言いつつ懸念点も記載しましたが、とにかく募集動画と馬体写真が素晴らしいと思い記事を書かせて頂きました。活躍に期待します。
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