【POG】【推奨】ライトトラック（レッドレイチェルの2022）

推奨馬

▶︎【馬名】ライトトラック
▶︎【父名】キタサンブラック
▶︎【母名】レッドレイチェル
▶︎【馬主】TM GROUP
▶︎【調教師】友道　康夫
▶︎【生産者】社台ファーム
▶︎【誕生日】2022年2月11日
▶︎【生まれ順】第5子

ライトトラック（レッドレイチェルの2022）。
セレクトセール2023の1歳馬セッションで4070万円で落札されております。

先にお知らせしますが、ライトトラック（レッドレイチェルの2022）は馬名までは決まっているのの謎に包まれている馬であり、POG指名するにはかなりリスクがあります。まずTM GROUPという名義で落札されておりますが実際の馬主名はこれ以上は分からず実績もありません。またPOG本にも名前だけでほぼ載っていません。且つ、ライトトラック（レッドレイチェルの2022）は術歴（2022年の3月に関節炎洗浄手術実施）があります。

それでも推奨としたのは、そういった言わば悪条件の中で所属厩舎が友道康夫厩舎になっていることが挙げられます。新興馬主でそのような有力厩舎に預けることが出来たのは不思議、且つ驚きで「当たり」の可能性すら感じます。有力厩舎所属の利点は、調教師の手腕と共に実力馬達との調教が出来ることから、育成の質が高いことが言えると考えます。

また母レッドレイチェルに目を向けると、過去「バローズ」の冠名でおなじみの猪熊オーナーもレイモンドバロース（ヴィクトワールピサ産駒）で所有しアーリントンカップ3着の成績をおさめており、有力馬主からも注目される存在のようです。

馬体

見解

▶︎1歳時馬体

ライトトラック（レッドレイチェルの2022）の1歳時馬体がこちら。

上場番号121番です。全体的に胴長の印象。筋肉質且つ力強さを感じます。トモの締まりもあり、力がみなぎっている様子です。もう少し後ろ足の伸びがあればよいと思いましたが、可動域自体は広そうです。馬体評価としては推奨に値すると考えます。

ライトトラック（レッドレイチェルの2022）の2歳時の馬体を取り上げているのは「優駿」5月号。馬体重は460kg。首の角度、馬体の迫力は健在であります。

またもう1点、セレクトセール2023の実際に落札されるときの映像をご覧下さい（セレクトセール2023落札映像はこちら）。ライトトラック（レッドレイチェルの2022）は相当気性が荒いのかもしれません。何度も何度も「吠えて」います。実際のセールで吠える馬はいるにはいますが目つきが完全にキレています。気性は馬の成績に関わることですので懸念の一つでもありますが、むしろ「攻撃性」すら感じるその様子に好意的な印象を受けました。勝負根性が強いほうに作用してほしいです。

測尺評価（1歳時）

▶︎【体高】153.2
▶︎【胸囲】173.0
▶︎【管囲】20.8
▶︎【体重】不明

ライトトラック（レッドレイチェルの2022）の1歳時測尺は全く問題ありません。

POG期間活躍馬の多くが「体高150台、胸囲170、管囲20台」という値になっており、それを全て満たしております。

1歳時の馬体重情報がありませんが、先ほどお知らせした通り2歳時馬体重460kgありますのでこの点も含め推奨に値します。

血統

▶︎【血統表】

ライトトラック（レッドレイチェルの2022）の血統構成を確認していきます。まずはキタサンブラック産駒の成功馬に共通する血統構成を整理しましょう。

このうちライトトラック（レッドレイチェルの2022）は「条件2」「条件5」「条件6」を満たしています。

興味深いのがEl Pradoの配合。日本馬でEl Prado配合で活躍している馬は何頭かいますが、繁殖牝馬でいえばディープインパクト産駒のサンクテュエールを産んだヒルダズパッションが有名です。El PradoからのSadler’s Wells配合はサンクテュエールを例にとると同じウインドインハーヘア配合のある父キタサンブラックとの相性はある程度期待出来るはずです。

また別路線でDanzig配合もありキタサンブラック産駒として日本国内の馬場適正をより高めてくれていると考えます。

補足事項

ライトトラック（レッドレイチェルの2022）の注目度は非常に低いです。リスクも大きく情報も少なすぎます。ただそういった馬でもクラシックを沸かせることはあります。皆さまの」視界」を広げるべく今回推奨させて頂きます。