推奨馬
・マンデヴィラ(牝)
∟父:リアルスティール
∟母:マンデラ
∟生産:ノーザンファーム
∟厩舎:友道康夫厩舎
∟馬主:社台オーナーズ
POGまくれーんのブログでは一般の視点とは若干ずらした思考で記事を書いています。ただ今回紹介する馬は直球でただ単に「良血馬だから」というだけで記事を書きます。
母マンデラは優秀な繁殖牝馬です。母マンデラが輩出したPOG期間活躍馬は以下の通りです。
◾️ワールドエース(2009)
・きさらぎ賞1着、若葉S1着、皐月賞2着
◾️ワールドプレミア(2016)
・ラジオNIKKEI2歳S3着、つばき賞1着(その後天皇賞春と菊花賞1着)
◾️ヴェルトライゼンデ(2017)
・萩S1着、ホープフルS2着、スプリングS2着、東京優駿3着
◾️ショショローザ(2019)
・新馬戦1着
強いて言えばまだPOG期間G1勝利は無し。マンデヴィラ(マンデラの2020)は第11子ですのでかなり高齢出産です。ただ先ほど記載の通り先日ショショローザが新馬戦勝利しました。
正直ショショローザ勝利には驚きでした。後ほど述べますがこれまで母マンデラはサンデーサイレンス系の父馬との配合で成功を収めてきたもののショショローザの父はロードカナロアと、Mr. Prospector系の父だったからです。母マンデラは高齢であろうとどのような父であろうといい結果が残せる力を秘めているようです。
馬体
マンデヴィラ(マンデラの2020)の馬体
全体的なバランスの良さがまず目につきます。この点は本当に素晴らしいです。胴の長さもある程度ありますのでマイル以上でも対応出来そうです。「顔の小ささ」と「整い具合」と「耳の立ち具合」は父リアルスティールというよりディープインパクトの血が色濃く反映されている印象を受けます。
ただし馬体自体が評価できるかというと微妙なところです。トモの形状、肉付き、前足周りの筋肉等、足りないです。トモの筋肉量は足りないのですがトモから足先に向けて筋肉が伸びてきていますので、この後の成長具合ですごい力を発揮してくるかもしれません。
母マンデラが産んだ兄弟
◾️ワールドエース
∟父:ディープインパクト
◾️ワールドプレミア
∟父:ディープインパクト
◾️ヴェルトライゼンデ
∟父:ドリームジャーニー
◾️ショショローザ
∟父:ロードカナロア
この中でワールドプレミアの写真のみ2歳春の写真ですので同率比較ではありません(美しい馬体ですね)。それにしても1歳時でありながらリアルスティールとヴェルトライゼンデはものすごく整っているいい馬体です。
それに対しショショローザは迫力に欠けます。それでも結果として新馬戦は勝てるのです。このショショローザの勝利を見て、馬体の迫力不足のマンデヴィラ(マンデラの2020)も十分推せるのではと考えた次第です。
血統
マンデヴィラ(マンデラの2020)の血統表
・父母間クロス:Northen Dancer5×4
他のマンデラの子の血統構成
◾️ワールドエース
◾️ワールドプレミア
∟父母間クロス:Northen Dancer5×4
◾️ヴェルトライゼンデ
∟父母間クロス:Northen Dancer5×4
◾️ショショローザ
∟父母間クロス:Northen Dancer5×4
血統まとめ
結局マンデラの子は全てNorthen Dancer5×4が成立しています。ロードカナロアを父に迎えでも同じなのがすごいですね。ただ母マンデラ自体に血統としての特徴があるかと言うと(私の知識の問題もあり)無いという事になります。
結局「母マンデラで良血だから」としか言いようがないです。
最後に
どのマンデラの子が走るのか
過去の子供を調べてみました。
(※スマートフォンでの閲覧の場合は横向きにしてみて下さい)
マンデラの子と言って何でも走るわけではありません。最初の成功のきっかけはディープインパクトとの出会いだと思います。これでワールドエースが生まれました。
また友道厩舎所属となった場合は、勝ち上がり率100%です。父母間クロスNorthen Dancer5×4は必要条件です。
また2月生まれだということも重要です。
懸念は「活躍馬は牡馬が多い」という点です。ただショショローザが牝馬でその点を打破してくれています。
こういった観点からマンデヴィラ(マンデラの2020)はマンデラの子として成功する条件を多く満たしています。2023年の春、桜花賞、優駿牝馬の舞台で走っている姿が目に浮かびます。
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