【POG】【推奨】ラサルダンの2022

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【2022年度産駒推奨馬】

推奨馬

▶︎【馬名】不明
▶︎【父名】サートゥルナーリア
▶︎【母名】ラサルダン
▶︎【馬主】野田 みづき
▶︎【調教師】堀 宣行
▶︎【生産者】ノーザンファーム
▶︎【誕生日】2022年2月9日
▶︎【生まれ順】第2子

ラサルダンの2022。
セレクトセール2023に1億7600万円という高額で落札されたサートゥルナーリア産駒です。

あとで血統解説部分に記載しますが、ラサルダンの2022は母方にサンデーサイレンスの配合がありません。別記事でも述べた通りダノックスと野田みづきオーナー夫妻はここ最近よく母方サンデーサイレンス配合無しの馬を購入され、成功に導くことが多いように思えます。当然厩舎力も大きいと思いますが、未開拓の配合に挑戦される部分をPOGまくれーんとしては、とても好意的に捉えております。

母ラサルダンですがフランスで活躍した馬です。2017年のサンドリンガム賞(G2:芝1600m)を勝利した様子がこちら。

La Sardane Sails to Gr. 2 win in Team Valor Debut


いい切れ味です。フランスの馬場は重たいでしょうがそれでも力強く伸びてきております。子供はパワーと切れ味を両方兼ね備えた子になる気がしますね。


馬体

見解

▶︎1歳時馬体

セレクトセール時の歩様動画です。
ラサルダンの2022を推す最大の理由は、馬体とこの動きにあります

セレクトセール2023の上場馬の中でもトップクラスの馬体です。体形はエピファネイア寄りの長方形方の馬体。全体的に馬体に艶があり非常に美しいです。首の太さ、前足付け根部分の肉付き、またトモが巨大で横幅もしっかりしています。特にトモは後方からの視点の際「厚み」も相当なものだと分かります。

また歩様です。後ろ足の伸びが最高ですね。トモを最大限に伸ばし、それが特に無理をしていないといいますか、あくまで基本動作としてしぜんに行っているように見えるところが素晴らしいと思います。

測尺評価(1歳時)

▶︎【体高】152.0
▶︎【胸囲】174.5
▶︎【管囲】20.0
▶︎【体重】443kg


ラサルダンの2022は1歳時測尺も完璧です。

POG期間活躍馬の多くが「体高:150台、胸囲:170台、管囲20以上」の値となっており、ラサルダンの2022はそれを全て満たしています。先ほど紹介した歩様の様子を見る限り、この測尺以上の馬格に見えます。牝馬らしからぬ見た目ですね

血統

▶︎【血統表】

Screenshot


ラサルダンの2022の血統解説に行きますが、正直この点は不安要素です。POGまくれーんが予想するサートゥルナーリア産駒の成功要素を満たしている点が少ないからです。まずはサートゥルナーリア産駒の成功における血統構成想定を記載します。

【サートゥルナーリア血統予測】
1:ロードカナロア産駒成功条件との共通項があるか
2:エピファネイア産駒成功条件との共通項があるか
3:母方にサンデーサイレンス配合があるものは優先する

さらにこのあとエピファネイア産駒とロードカナロア産駒、それぞれの血統構成における成功要素を整理します。

【ロードカナロア産駒血統構成成功条件】

1:母方Nureyev配合あり
2:母方Sadler’s Wells配合あり
3:母父Fairy King配合あり
4:母方ハーツクライ配合あり
5:母方Deputy Minister配合あり
6:母方サンデーサイレンス配合あり
7:母方Halo配合あり
8:母方Mr. Prospector配合あり
9:1〜8があることを前提として以下配合が複数あること

 ▶︎In Reality
 ▶︎Mill Reef
 ▶︎Raise a Native
 ▶︎Northen Dancer
 ▶︎トニービン(Grey Sovereign)
 ▶︎Caro(Grey Sovereign)
 ▶︎Hail to Reason
 ▶︎Shirley Heights
 ▶︎Nijinsky
 ▶︎Danzig

【エピファネイア産駒血統構成成功条件】
1:父母間でサンデーサイレンス4×3、Hail to Reason5×5の構成がある
2: 父母間で「1」とは別路線でHaloクロスがある
3:父母間でSadler’s Wellsのクロスがある
4:父母間でNorthen Dancerのクロスがある
5:母方にDanzigの配合がある
6:母方にMr. Prospector配合がある
7:母方にKrisの配合がある
8:母方にトニービンの配合がある
9:母方にLyphardの配合がある

ラサルダンの2022ですがエピファネイア産駒、ロードカナロア産駒としてのほぼ必須条件といってよい母方サンデーサイレンス配合がありません。その源流であるHalo、Hail to Reasonもありません。

ラサルダンの2022はKingmanbo配合があります。このてんはエピファネイア産駒としては良いでしょう。Kingmamboの先にNureyev配合あり。

Caroもあります。トニービンと同じGrey Sovereignの配合です。Madeliaのもとには再度Caroが登場します。Grey Sovereignが複数ある重厚な血統構成です。
更にはMorespeedの先にLyphardの配合もあり。

ラサルダンの2022はエピファネイア産駒、ロードカナロア産駒両方の部分的な成功要素が合わさっていますが、その成功の根幹となるような配合が全くありません。Sadler’s WellsやHaloが1本でも入っていれば印象は変わるのですがそういった物が全く無いのです。

ラサルダンの2022の唯一の懸念点はこの血統にあります。

補足事項

母ラサルダンの子で半兄のJustify産駒モンジュイックですが所属厩舎の影響もあるのか全くデビューしません。この点も不安ではありますが、ラサルダンの2022は先ほど述べた通り馬体は相当なもので他の不安要素を全て払拭する程度の魅力を兼ね備えていると考えます。

あとは所属厩舎次第というところでしょう。
※2024年4月23日追記:所蔵厩舎堀 宣行厩舎と判明

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