推奨馬
▶︎【馬名】エンジェルラダー
▶︎【父名】Nyquist
▶︎【母名】Tiz Miz Sue
▶︎【馬主】前田 幸治
▶︎【調教師】木村 哲也
▶︎【生産者】CresRan LLC
▶︎【誕生日】2022年4月13日
▶︎【生まれ順】第8子
エンジェルラダー(Tiz Miz Sueの2022)。
ノースヒルズ管理馬です。何かしらノースヒルズの馬はPOG期間重賞戦線に顔を出す傾向にあるため無視は出来ません。且つ馬主欄がノースヒルズ名義ではなく、「前田」の苗字があるものに目を惹かれます。
特に「前田晋二」オーナーと、今回の「前田幸治」オーナー管理馬は特注といって良いでしょう。「前田晋二」オーナーはコントレイル、キズナ、ディープボンド、「前田幸治」オーナーはトランセンド、アーネストリー、ビリーヴ、クリンチャー、ビートブラックなど錚々たる面子。POGまくれーんとしても各セリが終わったあとにこのお二方の落札状況を確認しています。
その前田幸治オーナーが2023年のKeenland September Saleで725,000ドルで落札されたのがエンジェルラダー(Tiz Miz Sueの2022)です。
エンジェルラダー(Tiz Miz Sueの2022)の父Nyquistと母Tiz Miz Sueはともにアメリカ国内でものすごい成績を残しています。
まずNyquist(ナイキスト)ですが2016年のケンタッキーダービー(G1)を制しています。G1勝利数だけで5勝。
それから母のTiz Miz Sueですがこちらもかなりの活躍馬で2013年オグデンフィップス(G1)を制しています。他にも重賞勝利多数。
とにかくこの2頭の組み合わせはすごいです。Tiz Miz Sueの子は日本国内でセランが走っていますがそれ以外の子でそこまでの目立った目立った成績はないです。セランは父にUncle Moを持っています。エンジェルラダー(Tiz Miz Sueの2022)の父Nyquistは父がUncle Moですのでほぼ同血ということになります。
似たような血統構成で日本国内である程度活躍歴があること、「前田幸治」オーナー落札馬でること、またこれに加え牝馬活躍の目立つ木村哲也調教師である、この3点からエンジェルラダー(Tiz Miz Sueの2022)を推奨することとしました。
馬体
見解
▶︎2歳時馬体
エンジェルラダー(Tiz Miz Sueの2022)の馬体写真は2歳時のものです。この写真だけでは伝わりにくいかもしれませんが各POG本にも掲載がありますのでぜひそちらでご覧下さい。
前足、トモなど筋肉のつき方がすごく引き締まった力強い馬体です。ダートはもちろんのこと芝でも相当やれそうです。
測尺評価(1歳時)
▶︎【体高】不明
▶︎【胸囲】不明
▶︎【管囲】不明
▶︎【体重】不明
エンジェルラダー(Tiz Miz Sueの2022)の測尺情報はありません。
血統
▶︎【血統表】
エンジェルラダー(Tiz Miz Sueの2022)の血統評価です。まず父Nyquist産駒の活躍馬に共通する要素を整理します。
【Nyquist(ナイキスト)産駒成功条件】
1:母方にA.P. Indy(Seattle Slew)配合あり
2:母方にMr. Prospector配合あり
3:母方にStorm Bird配合あり
4:母方にDanzig配合あり
5:母方にRoberto配合あり
6:母方にVice Regent配合あり
7:母方にIn Reality配合あり
Nyquist(ナイキスト)産駒の活躍馬は多数存在しまうがいずれもアメリカでダートでの活躍馬。見る限り1頭だけイギリスで芝で活躍した馬がいるようですのでダート、芝どちらもいけるのでしょう。
エンジェルラダー(Tiz Miz Sueの2022)はこのうち条件1、2、7に該当。Nyquist産駒活躍馬はA.P. Indy配合馬が多くそこからのSeattle Slew配合が有効であると解釈しましたがA.P. Indy配合でないことは若干のマイナス。ただしこれはダート活躍馬に言えることで芝を勝った馬はそうではありません。
またMr. Prospector配合もGone Westやシーキンザゴールドといったものからの流れが多い中、エンジェルラダー(Tiz Miz Sueの2022)はWoodmanからの流れで若干マイナス。
ただし日本国内で活躍馬を輩出しているTiznow配合は非常に有益であると考えます。血統構成の推し要素としては弱い印象を与えているのは否めませんが最低条件は満たしておりますので「懸念」とまでは考えておりません。
補足事項
エンジェルラダー(Tiz Miz Sueの2022)はグリーンチャンネルで動画が出ていました。非常にバネのある力強い動きをしており、入厩時期も遅くはなさそうです。管理されている方のコメントでは「芝」「クラシック」の言葉が出ておりました。外国馬での選定をお考えの方にはおすすめできる1頭であります。
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