ここ最近、NHKで毎日夜10時ごろから放送されるオリンピックダイジェストを見るのが日課であります。
クセですぐ何でも競馬に置き換えてしまいます。例えば阿部一二三/詩兄弟の両金メダル獲得を見て「全兄弟でG1制覇した馬いたかな」とか……。
純粋に見るようにします（汗）
本日は函館のレース2つに注目します。
両レースともダイワメジャー産駒が勝利。函館の馬場がダイワメジャー向きになっているのか最近よく勝ちます。
中身を紐解いていきましょう。
7/31函館1レース芝1200m未勝利戦
勝ち馬は以下の通りです。
・コラリン
∟父：ダイワメジャー
∟母：モルジアナ
∟生産：ノーザンファーム
∟厩舎：木村厩舎
デビュー戦でこそ4着でしたが短期間で成長出来たようですね。
以下記事で紹介したアウトパフォームの時計、函館2歳Sの時計を上回る好時計を出す素晴らしい結果でありました。
デビュー戦4着は、札幌競馬場芝1000mで実施されたもの。その際の1着は函館2歳S2着のカイカノキセキ。コラリンが出ていたら勝っていたのかもしれませんね。
7/31函館5レース芝1200m新馬戦
勝ち馬は以下の通りです。
・ソリッドグロウ
∟父：ダイワメジャー
∟母：ムーングロウ
∟生産：ノーザンファーム
∟厩舎：池上厩舎
時計はコラリンには及ばぬもアウトパフォームと同時計、函館2歳Sよりも早い時計での決着。
血統はあのモントライゼの全妹です。
池上厩舎ということでピンときましたが、この馬先週別記事で推奨しましたシンティレーションと合わせ調教やっていましたね。
函館芝レース出走馬は、今回とにかく調教がいいことが最低条件になっているようですね。
同レース2着のグランパドゥシャの調教は以下の通り。
調教時計自体はこちらの方が上でした。
結果レースは7馬身差圧勝。素晴らしいです。
ダイワメジャー産駒の当たりをどう見つけるのか
先週のトップキャスト、今週のコラリン、ソリッドグロウといい、ダイワメジャー産駒の勝ち上がり馬を見つけるにはどうすればいいのか考えて見ました。
◾️馬体
・トップキャスト
・コラリン
・ソリッドグロウ
これに対しダイワメジャー産駒活躍馬の馬体は以下の通り。
・メジャーエンブレム
・モントライゼ
・レシステンシア
比較相手としてはあまりに極端かもしれません。やはり今期勝利組の3頭より歴代活躍馬3頭のほうが馬体は見栄えが良いです。
モントライゼとレシステンシアは分かりやすいです。胴もある程度長さはある上で、腹回りのボリュームもあり、且つ背中と平行でトモへと繋がっていく流れがあります。
メジャーエンブレムは若干違います。腹回りがともにかけて巻き上がっており、背中と平行ではありません。ただこれでNHKマイルを勝つわけですから、これも「お手本」となります。
今期勝利組の3頭はどちらかというとメジャーエンブレム寄りの体型をしており、これがダイワメジャー産駒として許容されるものだと認識出来ていれば、確信を持ってPOG選定出来たと思います。
◾️血統
次に血統です。
色々並べていきます。
・トップキャスト
・コラリン
・ソリッドグロウ
ここからはダイワメジャー産駒歴代活躍馬を並べます。
・アドマイヤマーズ
・レシステンシア
・メジャーエンブレム
・フラムドグロワール
・ミスパンテール
・エピセアローム
共通項としては以下が挙げられます。
全て「母馬」に関する共通事項です。
・Northern Dancerの配合が必ずある
・それと別路線で以下配合がある
∟Danzig
∟Mr. Prospector
∟Hail to Reason
∟Halo
∟Grey Sovereign
特に近年は「ダイワメジャー×母方にNorthern Dancer＋Mr. Prospector」の配合が活躍する傾向があると思っています。
またHalo、Hail to Reasonも重要です。父サンデーサイレンス系の馬にはHalo、Hail to Reasonのクロスが何かしら効果を発揮するのでしょう。
以下別記事で挙げました、「ディープインパクトの子供の産駒はHalo4×4、及びHalo4×5が有効」というものにも通ずるものを感じます。
最後に
過去歴代馬の馬体見本と、血統配合の確認が判断材料となると考えます。
この材料を用いれば絞り込みも可能かと思うも、それでもこの配合の馬は無数にいますので完璧は不可能です。
少なくともノーザンファーム生産馬且つクラブ馬に今回述べた該当馬がいる場合は注目せねばなりません。
余談ですが、
冒頭に述べたオリンピック柔道阿部兄弟のことから、本日ソリッドグロウ・兄モントライゼの構図が浮かびました。兄/妹でぜひともG1制覇を期待しております。
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