※2021/9/17投稿分
ロムネヤ(ヤンキーローズの2019)が9/15最終追い切りを行いました。結果は以下の通りです。
映像を見られた方はご存知かと思いますが、調教騎乗された方が直線に入った時点でロムネヤを抑えていました。負荷軽減なのか意図は分かりませんが、そのままにしておけばもっと時計は出たと思います。ロムネヤの調教の過去分を確認しましたが、8月から毎週良い時計を出していたようです。
◾️ロムネヤ調教一覧
・8/15 美浦ウッドDコース
∟74.2→57.5→41.6→26.6→12.5
・8/19 美浦ウッドDコース
∟71.5→54.8→39.2→25.0→12.2
・8/22 美浦ウッドDコース
∟73.9→56.0→40.6→26.0→12.4
・8/25 美浦ウッドDコース
∟71.0→55.4→40.5→26.0→12.6
・8/29 美浦ウッドDコース
∟74.5→57.8→42.1→27.1→13.3
・9/1 美浦ウッドDコース
∟70.5→54.3→39.4→24.7→11.7
・9/5 美浦ウッドDコース
∟74.7→57.3→41.4→26.3→12.4
・9/8 美浦ウッドDコース
∟66.4→51.2→37.1→23.4→11.3
・9/15 美浦ウッドDコース
∟68.8→53.7→39.0→24.8→12.0
赤字部分は特に優秀です。ロムネヤ、かなり乗り込まれていますので今回好走は出来ると思います。
推奨馬
・ロムネヤ(牝)
∟父:ディープインパクト
∟母:ヤンキーローズ
∟生産:ノーザンファーム
∟厩舎:国枝厩舎
∟馬主:金子真人ホールディングス
金子HDの馬は、マカンマカン、ベネフィック、ダンテスヴュー、リューベックなどを紹介してきました。リューベックは先日の札幌2歳S残念な結果でした。調教は抜群だったのですが…..。巻き返しに期待です。
ロムネヤという馬名ですがカリフォルニアに咲く花の名前のようです。いわゆる「ポピー」にあたる花のようです。見本はこれ。大型の花のようです。
金子HDの馬名登録はいつも気になるところで、カリフォルニア繋がりで言えばダンテスヴュー(デスバレーの景勝地)です。デスバレーは灼熱の地ですが十年に一度スーパーブルームと呼ばれる花が咲き誇る現象が起こるようでその中でロムネヤは咲くことがあるようです。
(この写真は別の花)
私の勝手な解釈ですが同じ2019年産駒の中で何か繋がりや馬主の思いを感じる馬名をつける事が出来るのが羨ましい限りであります。
調教
ロムネヤを推す理由の一つはこの調教です。
1勝馬の社台レースホースのクライミングリリー相手になかなかの動きです。地面にへばりつくような動きに加え、かなりの前進気鋭と騎手の指示にちゃんと従えている雰囲気も感じ素晴らしいと思いました。更にはこの時計。美浦のウッドで66.4→終い11.3は評価出来ます。
国枝厩舎で金子HDといえばアカイトリノムスメ。参考までに比較します。
同率比較ではありませんがアカイトリノムスメの新馬戦2週前調教の様子が以下の通り。
アカイトリノムスメはさすがです。時計は遅いながら力強いです。
国枝厩舎は有力馬多いですし新馬戦前の調教から豪華です。馬が強くなるはずですね。
馬体
◾️ロムネヤ
馬体いいと思います。2021年春頃馬体重418kgという状況だったようで見た目としても全体的に小柄なのは否めませんが、前足付け根の盛り上がり、トモの形、十分な腹回りと評価できる所も多いです。
参考までに再度アカイトリノムスメと比較しましょう。
◾️アカイトリノムスメ
似ていますね。血統構成は全く違うんですが。馬体成長度を考えるとロムネヤもアカイトリノムスメのように成長は期待してもいいと思います。
馬体の評価ですが正直POG選定期間に先程の馬体ち馬体重を見たとき、選定から外しました。小さすぎると懸念したためです。ただ前項調教の様子を見て、馬体自体も問題無しという評価に変わりました。
血統
◾️ロムネヤ
∟父母間クロス:Hail to Reason4×5、Northen Dancer5×5、Sir Ivor5×5
別途Red Ransomの配合があります。
父ディープインパクトで母方にRed Ransomが入っている馬と言えばダノンプレミアムがおります。
◾️ダノンプレミアム
∟父母間クロス:Hail to Reason4×5、Northen Dancer5×5
ロムネヤとダノンプレミアム、並べてみると血統配合似ています。母方にMr. Prospector配合が共通。
ダノンプレミアムはDanehillの配合があるのが本当に良いですね。強さの源はこれなのでしょう。
ロムネヤは5代目WinskyRoadの先に6代目にNijinsky配合があります。何よりもSir Ivorのクロスがどう作用するか見ものであります。
ロムネヤの母ヤンキーローズはオーストラリアの馬です。オーストラリアの馬とディープインパクトの組み合わせがあるか確認したところ、プリモシーンがおりました。
◾️プリモシーン
∟父母間クロス:Northen Dancer5×5×5
別途DanehillとNijinskyの配合があります。同じオーストラリアの牝馬との配合でもプリモシーンはもともと日本的配合です。
少なくとも3頭ともNorthen Dancerクロスが成立しておりますのでロムネヤは当然期待するところであります。
母ヤンキーローズについて
母ヤンキーローズについて調べた事を書きます。
ヤンキーローズはオーストラリア牝馬でG1勝ちのある馬です。勝利距離は1400mの短距離から2000m程度と幅があり状況対応力が素晴らしいと思います。以下がヤンキーローズの馬体(時期は不明)。
これはいい馬体ですね。ロムネヤもここまで成長してくれてると嬉しいところであります。
母ヤンキーローズのレース映像を紹介します。
◾️サイヤーズプロデュース(G1)
∟着順:1着 / 距離:芝1400m
◾️コックスプーレト(G1 )
∟着順:3着 / 距離:2040m
この2つ目の1着はあのウインクスです。着差はつけられてはいるものの最後はかなりの足で追い込んで来ており、間違いなく強い馬です。
母の力がロムネヤに受け継がれている事に期待します。
最後に
ロムネヤは9/19中山芝1600m戸崎騎手でデビュー予定です。前回ルージュエクレールの記事で書きましたが中山デビュー馬はその後活躍しない傾向があるため懸念ですが、乗り切ってもらうしかありません。
また懸念事項ではありませんが、国枝厩舎は新馬戦は負けます。正確には「POG期間に重賞を勝つ馬は新馬戦負けている」という事です。
◾️国枝厩舎POG期間重賞勝ち馬新馬戦出走時状況一覧
・アカイトリノムスメ
∟新馬戦:8/2新潟芝1600m→7着
・アーモンドアイ
∟新馬戦:8/6新潟芝1400m→2着
・サトノフラッグ
∟新馬戦:10/19東京芝2000m→6着
・オウケンムーン
∟ 新馬戦:8/12新潟芝1800m→4着
・ダノンプラチナ
∟新馬戦:9/6札幌芝1500m→2着
・アパパネ
∟新馬戦:7/5福島芝1800m→3着
ただカミノタサハラは勝っています。勝つに越したことはないです。ただ3冠牝馬2頭は新馬戦負けているなどこの結果は印象的です。新馬戦は負けても良いということですから7分仕上げくらいで出走し、次走に期待しましょう。
参考までに以前推奨したレッドランメルトは3着。重賞勝ち確定でしょうか…..。
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