【POG論】 リューベック(ライツェントの2019)は走るのか

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【POG論】

金子HDの馬。リューベック(ライツェントの2019)について書きます。私の友人がこの馬を指名しており相当な自信っぷりであったため、調べることにします。

紹介馬

リューベック
 ∟父:ハービンジャー
 ∟母:ライツェント
 ∟生産:ノーザンファーム
 ∟厩舎:須貝厩舎
 ∟馬主:金子真人ホールディングス


ご存知、あのディアドラ全弟です。2020年開催セレクトセールで6000万円で取引された馬です。

馬体

・セレクトセール時(1歳)

この写真は非常に良いと思います。胴長でバランスが良さそうです。

ただこれが2歳になるとこちら。
↓↓↓

なんとなく迫力にかけます。別記事で紹介しましたアライバルとは明らかに差を感じる馬体です。
トモの部分も下がり気味(←「上がる/下がるの意味はこちら)。現在どこまで成長しているのか確認したいところですが立ち姿の写真が見つからず分かりませんでした。

参考までにこれがディアドラのセレクトセール1歳時の写真。

どちらかと言うとリューベック1歳時のほうが良く見えるような気がします。成長力で言うと結果としてディアドラも2歳時に、リューベックと同じような馬体であった場合は、先ほど述べた懸念は払拭できます。

更に掘ると、母ライツェントはもう1頭ハービンジャーの子を産んでいます。シルクレーシング所属のセブンシーズです。以下が募集時の写真。POG期間勝利出来ませんでした。3頭のうちトモ含め馬体が最も非力な印象です。兄弟馬の見比べは大事ですね。
この比較の視点でいけばリューベックの馬体は強調材料と言えます。

第○番目の子か

リューベックはライツェントの8番目の子です。適齢期からすると遅れ気味。
以前フォアランナーとグランディアの記事にも記載しましたが、ハービンジャー産駒のPOG期間活躍馬はノームコアの第7子が最高であります。
リューベックのこの点は減点材料と考えます。

生産者・厩舎・馬主

①須貝厩舎のハービンジャー産駒
過去2頭しかいないようです。POG期間勝ち上がりはレベランスのみ。率としては50%ではありますがレベランス自体活躍出来ませんでしたので、この点は不安材料です。

②須貝厩舎×金子HD×ノーザンファーム生産馬
全部で5頭います。

ソダシ
 ∟新馬戦:7/12函館芝1800m1着
 ∟POG期間戦歴:阪神JF1着、桜花賞1着

ルビーカサブランカ
 ∟新馬戦:1/5京都芝1800m1着
 ∟POG期間戦歴:無し

イモータル
 ∟新馬戦:8/19新潟芝1800m1着
 ∟POG期間戦歴:サウジアラビアRC2着、共同通信杯2着

パルティス
 ∟新馬戦:4/29京都芝1600m11着
 ∟POG期間戦歴:無し

ナニアヒアヒ
 ∟新馬戦:5/13京都芝2000m7着
 ∟POG期間戦歴:無し

・新馬戦勝率:60%
・重賞連帯経験率:40%


こう見ると新馬戦勝率60%と書きましたがルビーカサブランカ含め活躍出来ていない馬はデビューが3歳以降になっている事が共通しております。つまりはこの組み合わせで順調に2歳のうちから登場する馬は全て重賞連帯しておりますので驚異的です。

調教

調教は以下の通り。

調教時計は良いです。
別記事のアスクワイルドモアの時に解説しましたが、この時計は函館勝ち馬水準以上のものだと分かります。

その他

2021年セレクトセールで金子オーナーはライツェントの子をまた購入していました。この点すごく気になっています。
金子オーナーの相馬眼にかなう馬だったという事なんでしょうが、2年連続同じ母を購入されるのは珍しいため何かお考えがあっての事であると期待しております。

結論

・相手関係からも新馬戦は勝てる

・新馬戦を勝てればPOG期間に重賞連帯可能性が高い

・馬体は他馬比較では見劣るものの同父兄弟比較では見劣らず、むしろ良い

以上です。
実はこの記事を作成する前はリューベックに対しては否定的な意見を持っていました。ただ情報を見ていくと良い内容がいっぱい出てきました。
興味深いものであります。

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