【POG】【推奨】バウンスシャッセの2020

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【2020年度産駒推奨】

推奨馬

バウンスシャッセの2020(牡)
 ∟父:エピファネイア
 ∟母:バウンスシャッセ

 ∟生産:ノーザンファーム
 ∟厩舎:国枝厩舎
 ∟馬主:キャロットクラブ


キャロットクラブ2021年募集馬です。募集価格20万円であります。なかなかの強気な価格です。過去バウンスシャッセの子供はグランワルツ(父ロードカナロア)→12.5万円、グランプレジール(父:モーリス)→12.5万円でしたので、今回2倍弱上がったことになります。エピファネイアの種付け料ですが250万円を推移していたところ、2020年から急に2倍の500万円となったようでこの影響があるのでしょう。更に2021年には1000万円になっているようですので、エピファネイア産駒の高額化は避けられないものになってきてしまいますね。

馬体・測尺

◾️バウンスシャッセの2020

エピファネイア産駒の馬体としては理想通りの「横長の長方形」の形状となっておりこれは良いと思います。背中の部分が若干下に下がっている点が気になりますが、キャロット募集動画で見る限りは問題なさそうでした。前足の胴体との付け根部分の筋肉もガッチリしてそうですし、トモの形状も四角型で良いです
エピファネイア産駒の馬体については以下でも記載していますのでご確認お願いします。

次に測尺です。

◾️バウンスシャッセの2020
・体高:158.5  ・管囲:21.1
・胸囲:176.5  ・体重:476

エピファネイア産駒は最低でも450kgは欲しいところです。それより少ない体重での好走例もありますが、少なくともバウンスシャッセの2020はそれを超えており問題はありません。むしろ測尺データから言えばエフフォーリアとほぼ同等です。

◾️エフフォーリア
 体高:158  管囲:20.8
 胸囲:176.5  体重:489


血統

「父エピファネイア×母父ゼンノロブロイ」の組み合わせと言えば、シーズンズギフトの成功例がありますのでそれと並べ比較します。

◾️バウンスシャッセの2020
 ∟父母間クロス:Halo5×4、Northen Dancer5×5、Faily Bridge5×5

◾️シーズンズギフト
 ∟Halo5×4、Northen Dancer5×5、Habitat5×5

要は赤枠(=母母)以外は全て同血です。以前も述べた通りシーズンズギフトはDanzig配合がありデアリングタクトと同じような配合なので良いです。

バウンスシャッセの2020ですがこれもまた興味深いです。母母リッチダンサーのおかげで、父方Sadler’s Wellsと母方Faily Bridgeが完全同血でのクロスが成立しています。またマルゼンスキーとGreen Dancerがありますので6代目でNijinskyのクロスも発生していることになります

母母自体の競走馬としての能力ですがシーズンズギフトのほうのシーズアンは以下の通りG1勝ちがある優秀なもの。

それに対しバウンスシャッセの2020の方のリッチダンサーは良い競争成績は残せていません。

ただ繁殖牝馬としてはこの2頭の位置付けは完全に逆転し、リッチダンサーはバウンスシャッセやコントラチェックなどPOG期間中にでも重賞を勝てる馬を輩出しております。

シーズンズギフトとの優劣を決める意味は全くありませんが、少なくとも血統面としてはバウンスシャッセの2020は活躍出来る要素を兼ね備えていると思っています。

補足事項

◾️グランワルツ(=バウンスシャッセの2018)はなぜ走らなかったのか

これだけ褒めておきながらバウンスシャッセの繁殖能力について疑いがあると思い確認してみます。

これがグランワルツです。見た目もそこまで悪くはないです。ただ筋肉が詰まっていないというか、何となく張った感じがないです。
またロードカナロア×母父ゼンノロブロイの組み合わせが血統構成上あまり構想例がありません。
それを言うと「エピファネイア×母父ゼンノロブロイ」という組み合わせも成功例はシーズンズギフトくらいです。
そのため母バウンスシャッセの繁殖牝馬としての疑念は完全には晴らせません。

今回バウンスシャッセの2020を推奨した理由としては、
①馬体
 ∟グランワルツとは出来が違う
②血統
 ∟シーズンズギフトに負けず劣らずの構成だから


この2点です。
とは言っても推奨理由としては薄いですね。ただこの馬、募集価格通りに走る気がするんです。

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