今週、コリエンテス(イスパニダの2019)が福島レースを回避しました。それもあって各種メディアも別の馬を取り上げています。
今週の注目どころとしては、フォアランナー(ジュモーの2019)、グランディア(ディアデラノビアの2019)の2頭。POG取捨選択においての私なりの考えをまとめます。
馬紹介
①フォアランナー
∟父:ハービンジャー
∟母:ジュモー
∟生産:ノーザンファーム
∟厩舎:西村厩舎
∟兄弟:プロフェット、クラージュゲリエ
∟デビュー戦:7/11函館芝1800m、ルメール騎手
②グランディア
∟父:ハービンジャー
∟母:ディアデラノビア
∟生産:ノーザンファーム
∟厩舎:中内田厩舎
∟兄弟:ディアドラマドレ、ドレッドノータス
∟デビュー戦:7/11小倉芝1800m、川田騎手
言葉並べるだけで、相当期待できる要素ばかりです。厩舎という点では中内田厩舎のグランディアのほうが優勢に思えます。西村厩舎は一昨年タイセイヴィジョン、昨年リッケンバッカー、アスコルターレを活躍させており今後期待できる厩舎と思っております。
馬体
①フォアランナー
・キャロットクラブ募集時
・POG選定期間時
②グランディア
・キャロットクラブ募集時
・POG選定期間時
クラブ募集時は圧倒的にフォアランナーの方が上に思えますが、POG選定期間になるとグランディアのほうがバランスが良いです。両馬ともトモの迫力の優劣はありませんが、背中/腹回りが自然流れでトモヘ繋がっているのはグランディアのほうです。
調教
①フォアランナー
遅れてしまいました。札幌ウッドの時計の具合が分からないので評価はしづらいですが、少なくとも動きは重い印象です。
そこで兄弟の活躍馬のデビュー戦調教を見てみました。
・プロフェット(新馬調教)
・クラージュゲリエ(新馬調教)
この2頭の方が動きが断然良いのと、2頭とも先着。芝追いですのでフォアランナーとは同率比較になりませんが、やはりこの2頭は良いです。
②グランディア
頭高めですが先着しました。時計も良いです。フォアランナーと同じく兄弟馬と比較。
・ドレッドノータス(新馬調教)
・ディアドラマドレ(新馬調教)
なんと、兄弟の2頭とも新馬戦調教は遅れていたんですね。それで新馬戦勝つのですから凄いもんです。
もう少し掘ります。
・ディオスバリエンテ
なんとこれも遅れ。「活躍」という言葉に値するかは分かりませんが、プリンシパルSで2着まで来ました。
・バルデス
母ディアデラノビアの中でPOG期間に活躍していないですが、そのバルデスですはなんと先着している。。。。
母ディアデラノビアPOG期間活躍の法則は「新馬戦調教時に遅れている事」かもしれません…….。
両頭ともに調教では兄弟好走馬とは逆転現象が起こっており、不安要素となっています。
その他
①第何番目の子なのか
・フォアランナー
∟第7子
・グランディア
∟第11子
両方、活躍馬輩出における適齢期は過ぎているように思えます。グランディアの母ディアデラノビアもドレッドノータスを境にPOG期間の活躍は衰退傾向にあります。
ハービンジャー産駒のPOG活躍馬が第何子なのか確認してみました。
・ブラストワンピース
∟第1子
・モズカッチャン
∟第3子
・ペルシアンナイト
∟第6子
・ベルーフ
∟第5子
・ニシノデイジー
∟第3子
・ノームコア
∟第7子
こう見ると、意外にも第5〜7子でも活躍馬が出ており、フォアランナーはこの点優勢だと思えます。
②兄弟に見るPOG期間重賞活躍
・フォアランナー(母ジュモー)
完全にオカルトですが、以下の通り母ジュモーは3年おきにPOG期間で重賞勝利馬を出しています。フォアランナーは丁度この三年周期目。こういうの期待してしまいますよね。
・グランディア(母ディアデラノビア)
母ディアデラノビアは賞金を稼いでいる馬は多いですが、POG期間重賞勝利馬はドレッドノータスのみ。しかも前項記載の通り第11子。厳しいように思えます。
結論
・新馬戦期待値はグランディアの方が高い(新馬戦はほぼ確実に勝てるはず)
・POG期間重賞勝利の一発を狙うならフォアランナー
・ただ両馬ともにPOG期間選択にはリスクがある
以上です。
私は某POGでフォアランナーの方を選択しました(この調査前に既に選んでいた)。ただ調べれば調べるほど、暗雲立ち込める状況になってきました。
こういった不安を払拭するくらい、グランディアもフォアランナーも爽快な新馬戦の結果を期待しております。
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