【8/13追記】新馬戦当週調教
スノーグレース(グローリアスデイズの2019)は前回予定当日に出走取り消しとなる残念な状況でしたが結果として大きな問題にならずに安心しました。
前回爆走と称しましたが、今回は抑えている様子でした。レース時だけに気持ちを入れることが出来るような中舘厩舎の計らいなのでしょうか。
別途ドレフォン産駒の距離別成績を確認してみました。以下の通りです。
意外にもドレフォン産駒はまだマイルでは勝ち鞍がないようです。まだ出走頭数自体がマイルが1番少ないようですから何ともいえません。1800mに対応できるなら問題ないとは思っています。
また今週末は日本全国雨であります。ドレフォン産駒の馬場状態別成績がこちら。
数字だけ見ると厳しいですが5回しかないのですからこれまた何とも言えません。
同じレースにノースヒルズのダコールの半弟「ラティツィア」、友道厩舎のエピファネイア産駒「ミント」なども登場し簡単には勝てないようです。
スノーグレースの検討を祈ります。
推奨馬
・スノーグレース(牝)
∟父:ドレフォン
∟母:グローリアスデイズ
∟生産:ノーザンファーム
∟厩舎:中舘厩舎
この馬もPOG選定期間中見ておらず不覚であります。以下記載していきますが、非常に魅力的な馬です。
ドレフォンはもしかすると母馬の潜在能力を引き出しやすい性質なのかもしれません。
調教
今回スノーグレースに注目したのは調教です。
好時計且つ「爆走」という名が相応しい走りっぷりでした。途中口向きの悪さを見せるも乗り手の指示に即座に反応し素晴らしい伸びを見せていました。
血統は違うものの、別記事で紹介しましたシンティレーションに反応の仕方が似ている気がします(あくまで反応の仕方だけ)。
参考までに以下ドレフォン産駒の2頭のデビュー戦時の調教と比べてみましょう。
◾️ジオグリフ
◾️ハイアムズビーチ
この2頭と比較しても、スノーグレースは見劣りしません。反応の良さだけであればスノーグレースの方が上だと思います。
馬体
1歳時ですが非常に整った馬体です。綺麗ですね。トモもしっかりしていますし下がっていません。背中と腹回りの平行線からトモへの流れは素晴らしいです。
首の長さも丁度良く直線でキレ味を見せてくれそうです。
ドレフォン産駒との馬体比較は以下リンク先を参考にしていただければと思います。
血統
ドレフォン産駒の必要条件として以前から「母方にサンデーサイレンスが配合×母母にNorthern Dancerが配合×ノーザンファーム生産」の条件を提示してきました。
スノーグレースは以下の通り。
お手本のごとく条件は満たしています。
厩舎力
中舘厩舎の管理馬を初めて取り上げますので記載しておきます。
今だして中舘先生は騎手のイメージが残っており調教師としての印象はまだありません。そのためこのスノーグレースも厩舎の時点でPOG選定から除外しておりました。実際の状況を記載します。
①2021年勝利数(7/29〆。美浦調教師)
②2021年勝利数(7/29〆。全国順位)
美浦6位、全国20位ではあるものの勝利数も他と見劣りしません。ものすごく頑張っています。全国順位でも勝利数はクロノジェネシス管理の斉藤厩舎と同じ。
中舘厩舎活躍馬は以下の通り。
・オールアットワンス
∟POG期間戦歴:葵S3着、カンナS1着(古馬になりアイビスサマーダッシュ1着)
・エタンダール
∟POG期間戦歴:山藤賞1着、青葉賞2着
・コウソクストレート
∟POG期間戦歴:ファルコンS1着、くるみ賞1着
なかなかいますね。中舘厩舎は2015年開業の7年目。短期間で長距離、短距離も両方活躍馬を輩出。
これは来期選定の際忘れないようにしておかなければなりませんね。
終わりに
スノーグレースは母グローリアスデイズの第12子です。 完全に適齢期が終わってしまっています。
以前から記載している通り、POG期間に活躍する馬の条件は「第1子〜第5子あたりまで」となっており、非該当の馬はなかなか厳しい状態です。
この点スノーグレースにとっては懸念点であります。
母グローリアスデイズの子にはジェラシーという活躍馬がおり、スイートピーS1着の戦歴があります。
ジェラシーの父はハービンジャーでありスノーグレースとは違いますが、あの調教を見れば不安払拭出来ているものと思っております。
コメント