推奨馬
▶︎【馬名】プラウドモーメント
▶︎【父名】ドゥラメンテ
▶︎【母名】プラウドスペル
▶︎【馬主】シルクレーシング
▶︎【調教師】林 徹
▶︎【生産者】ノーザンファーム
▶︎【誕生日】2022年3月13日
▶︎【生まれ順】第12子
プラウドモーメント(プラウドスペルの2022)。
ドゥラメンテ産駒はPOG2024-2025がラストクロップ。何か1つでも記念に指名したいところです。シルクレーシングの一覧を見ていて目に止まったのがプラウドモーメント(プラウドスペルの2022)です。ドゥラメンテ産駒という意味ではなく素直にいい馬と思った事がきっかけでした。
母プラウドスペルですが2008年のケンタッキーオークスを勝った馬です。
非常に強いですね。雨の中の泥んこ馬場を軽くさばいて一気に先頭に立つあたり並々ならぬ力であります。
母プラウドスペルはこれまで11頭の競走馬を世に送り出しています。イメージとしてはグレートウォーリアーをはじめとするディープインパクトとの組み合わせです。ただ重勝利は無し。そんな中アスクドゥラメンテで初のドゥラメンテ産駒が誕生します。ダートを主戦場として4勝を挙げました。ドゥラメンテ産駒の相性はある程度保証されているとは思いますが、それ以上にいい要素を兼ね備えた馬だと考えます。
馬体
見解
▶︎1歳時馬体
プラウドモーメント(プラウドスペルの2022)の1番の推奨理由はこの馬体です。ものすごい迫力です。胴体部分が胴長であることとともにボリュームがすごいです。ただそれでいて太っている印象は一切なく、力強さが伝わってきます。前足の付け根部分の筋肉、また何より迫力のトモが素晴らしいです。
実際の募集時の歩様動画を見ましたが、後ろ足の伸びが良く筋肉の伸縮の具合も美しさを兼ね備えており、可動域も広いです。また足が長いですね。歩幅の大きさで他馬を圧倒する姿が目に浮かびます。
測尺評価(1歳時)
▶︎【体高】155.0
▶︎【胸囲】172.0
▶︎【管囲】20.0
▶︎【体重】439kg
測尺は完璧ですPOG期間活躍馬の多くが「体高150台、胸囲170台、管囲20以上」でありプラウドモーメント(プラウドスペルの2022)はそれを満たしております。
2020年産駒の全姉にあたる同じドゥラメンテ産駒のサンサルテーションですが管囲は20.0以下。その他の兄弟も先ほど述べた測尺条件を満たしているプラウドスペルの子は確認出来ませんでした。そういった意味で測尺が今回揃っていることは相当価値あることだと考えます。
血統
▶︎【血統表】
プラウドモーメント(プラウドスペルの2022)の血統構成はドゥラメンテ産駒にしては若干魅力に欠けます。大きな問題とまでは言いませんがもう少し欧州の血が欲しかったところです。ドゥラメンテ産駒の成功馬に共通する血統構成を整理します。
【ドゥラメンテ産駒成功条件】
1:母方にサンデーサイレンス配合が無い
2:父母間でMr. Prospectorクロスがある
3:母方にMonsun配合がある
4:母方にShirley Heights配合がある(Mill Reef配合がある)
5:母方にSadler’s Wells配合がある
6:父母間Nureyevクロスがある
7:母方にDanzig配合がある
8:母方にNijinsky配合がある
9: 母方にソニンク配合がある
10:母方にMachiavellian配合がある
11:母方にRoberto配合がある
12:母方にサンデーサイレンス配合がある
13:サンデーサイレンス配合以外からの父母間Halo(Hail to Reason)クロスがある
このうちエスタンシア(マラコスタムブラダの2022)は「条件1」「条件2」「条件7」「条件8」に該当。該当数は4つと多いですがドゥラメンテ産駒の多くはSadler’s Wellsの配合があります。当然無くとも活躍している馬もいますので絶対的条件ではありませんが欲しかった配合です。
冒頭で述べた通り全兄のアスクドゥラメンテが活躍していますので相性について語る必要はないかも知れませんが、POG選定の優先順位決めの中で検討すべき要素であることは間違いありません。
補足事項
プラウドモーメント(プラウドスペルの2022)に術歴はありません。2歳でノーザンファームの坂路を駆け上がる姿も力強く好印象でした。
ただPOG期間活躍馬の多くは第5子以下であるため生まれ順の部分は気になるところです。それでもプラウドモーメント(プラウドスペルの2022)の馬体を見る限りはある程度の活躍は期待出来るものと考えます。
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