【POG】【推奨】リプレゼント(ファイネストシティの2020)

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【2020年度産駒推奨】


推奨馬

リプレゼント(牡)
 ∟父:ロードカナロア
 ∟母:ファイネストシティ
 ∟生産:ノーザンファーム
 ∟厩舎:中内田充正厩舎
 ∟馬主:藤田 晋


今回は「ウマ娘」で有名な藤田晋さんの所有馬の紹介です。当ブログで藤田晋さんの所有馬を取り上げるのはこれで3頭目です。

藤田晋さんの所有馬はどれも魅力的なものが多くそれだけ良い馬選びをされていると思います。血統面もですし馬体についても良いです。
今回紹介するファイネストシティの2020ですが2021年セレクトセール1歳馬セッションにて3億円で落札された超高額馬であります。

「セレクトセールで3億円」と聞くと競馬をご存じの方であればお分かり頂けると思いますが抵抗を感じます。なぜなら高額馬は軒並み競走馬としていい結果を残せないからです。2億円を超える辺りから怪しくなってきます。
このように冒頭から不安要素がありますが魅力大き馬です。1つずつ推奨要素を挙げていきます。

母:ファイネストシティについて

母ファイネストシティですがアメリカで活躍した強力な牝馬です。ラヴズオンリーユーが表彰され有名になったアメリカのエクリプス賞で2016の「最優秀短距離牝馬」部門で表彰されております。参考までに同年の同年のエクリプス賞「最優秀短距離牡馬」は日本で2019年産駒以降種牡馬として活躍しておりますドレフォンでした。こういった強力な馬と共に表彰を受ける馬なのです。

ファイネストシティの現役時代の成績は以下の通り、ダートを主戦場とする短距離で活躍した馬です。ただ中には芝の重賞活躍歴もありこれは嬉しい要素であります。

ファイネストシティが素晴らしいのは何よりアメリカでも格式高いブリーダーズカップの中の「ブリーダーズカップフィリー&メアスプリントG1」を勝っている事です。レースの様子は以下の通りです。

2016 Breeders' Cup Filly & Mare Sprint

これは強いですね。第4コーナー過ぎで直線に向かう所で先頭に立ち、その後後方から追い込んで来る馬を最後もう1回伸びて勝っています
リプレゼント(ファイネストシティの2020)がセレクトセールで3億円まで高騰したのは母の要素が大きく関わっているのでしょう。
ファイネストシティはその後吉田勝己さん(ノーザンファーム)が繁殖牝馬として2017年アメリカのファシグティプトンノベンバーセールで150万ドルで落札され日本に輸入となりました。
この「ファシグティプトンノベンバーセール」ですが過去ルージュバックを産んだジンジャーパンチ、アルアインやシャフリヤールを産んだドバイマジェスティなどを購入しており、この点もリプレゼント(ファイネストシティの2020)の期待値を上げる要素となっています。
ロードカナロア産駒の選定の仕方として「母馬の現役時代成績において国内外問わず重賞3着内歴があることが成功率を上げる」と述べさせて頂きましたが、この点においても完全に条件を満たしております

馬体

リプレゼント(ファイネストシティの2020)の馬体

全体的に「こじんまり」した印象です。確かにバランスは良いと思います。顔も小さく背中と腹回りの平行線も良いです。トモの形も自然であります。耳の立ち方も好きな形状です。
ただ全体的に肉付きがもう少し欲しいところです。前足の筋肉は前方に出ているbものの一歩足りません。トモも同様で形状は良いもののボリュームが不足しています
以前以下記事でロードカナロア産駒は同産駒同士の比較ではなく純粋な対象馬の馬体評価だけで良いと述べました。

その点においては若干懸念するところです。なお以下セレクトセール時の動画もご覧下さい。4時間22分あたりから開始となります。

セレクトセール2021 生中継 1日目 1歳馬

この動画でもやはり「こじんまり」の印象。2歳デビューまでにどれだけ成長しているのかが重要です。この1歳時馬体につについては懸念事項として記載しておきます。

血統

リプレゼント(ファイネストスティの2020)の血統表

父母間クロス:Kingmambo3×4、Mr. Prospector4×4×5、Northen Dancer5×5、In Reality5×5

リプレゼント(ファイネストシティの2020)を推奨したい理由としては先ほどの母の現役時代成績とともに、この血統構成も素晴らしい点にあります。次項解説していきます。

リプレゼント(ファイネストシティの2020)血統推奨点

①6代目以降血統構成
以下、母ファイネストシティの血統表です。

ロードカナロア産駒の血統構成における必要要素として「母馬にNureyev(ヌレイエフ)配合」があることが重要でありますがKingmamboの流れから父母間Nureyevクロスが成立しております
またロードカナロア産駒は他に父ロードカナロアに入っている血統が母方に入っている事が重要であります。母ファイネストシティにはNijinsky(ニジンスキー)配合があります。またIn Reality(インリアリティ)、Mr. Prospectorなど必要要素が散りばめられていいて血統構成としては申し分ない状況です。
またこれはむしろ推奨すべき要素でしょうがKingmambo自体が母方に入っていて父母間クロスを成立させている点は他に類を見ないものです。
母ファイネストシティはロードカナロア産駒として適合性の高い血統構成であると考えます。

②リッケンバッカーとの共通点
ロードカナロア産駒の活躍馬の中にリッケンバッカーという馬がいます。

岡田牧場生産馬で、2021年アーリントンカップ(GⅢ)2着、同年NHKマイル(G1)4着と健闘しています。勝ち上がりまでには6戦を要したものの常に大崩れはありませんでした。
そのリッケンバッカーの血統表を見ていきましょう。

ご覧頂くとお分かりの通り母父City Zipとなっておりリプレゼント(ファイネストシティの2020)と完全に共通しています。リッケンバッカーの強さの源としては母母にあるSadler’s Wellsの血が影響しているものと思われます。
またリッケンバッカーの母シティウェルズの成績は以下の通りです。

重賞3着内歴あり。この点もリプレゼントと共通しています。当然リプレゼントの母ファイネストシティの現役時代成績の方が圧倒的に上です。

ここまでの血統内容をまとめると以下の通りです。

◾️リプレゼント(ファイネストシティの2020)の血統構成推奨点まとめ

・6代目にNureyev(ヌレイエフ)配合がある
・父ロードカナロアに配合されており且つロードカナロア産駒として活躍に必要な配合が母馬にある
 ∟Mr. Prospector
 ∟In Reality
 ∟Nijinsky
 ∟Northen Dancer

・ロードカナロア産駒活躍馬であるリッケンバッカーと血統構成 共通点が多く母父City Zipは完全に共通。また母馬成績及び生産牧場の観点からもリプレゼントがリッケンバッカーを圧倒している

その他事項

この内容は完全に余談でありますが、リプレゼントを語る上でもう1つお伝えしたいことがあります。

リプレゼントの母ファイネストシティは2019年産駒ダノンアーリーを産んでいます。ダノンアーリーの父はFrankel(フランケル)です。2022年3月時点で未だ勝ち上がり無し。母馬ファイネストシティにおける繁殖牝馬としての能力を疑う要素にはなるのですが、この流れは以下の馬でも発生したことと類似しているのではと思った次第です。

◾️ダノンバジリア(2018)
 ∟父:Frankel
 ∟母:レキシールー
 ∟POG期間成績:0-0-0-3

◾️ダノンスコーピオン(2019)
 ∟父:ロードカナロア
 ∟母:レキシールー
 ∟POG期間成績:2-0-1-1

◾️ダノンアーリー(2019)
 ∟父:Frankel
 ∟母:ファイネストシティ
 ∟POG期間成績:0-2-1-2

◾️リプレゼント(2020)
 ∟父:ロードカナロア
 ∟母:ファイネストシティ
 ∟POG期間成績:????

この通りダノンバジリアダノンスコーピオンの流れに類似していると考えます。活躍しなかったダノンバジリアは初子だったという点はダノンアーリーと共通
またFrankel産駒→ロードカナロア産駒への転換も同じ流れです。血統構成として母レキシールーはSadler’s Wells配合。母ファイネストシティはNureyev配合とこの点もほぼ同配合となっており色んな点が類似しております。


以上です。
懸念事項と推奨点がおりまざる馬であります。中内田厩舎のロードカナロア産駒ですが現時点で目立った活躍を見せる馬は現れておりません。何よりも藤田晋さんのPOG期間活躍を見ると、各種懸念は不要かと思わせられる←そういった印象さえ受けます。
当馬の活躍に期待します。

コメント

  1. クラッシュ万事休す より:

    リプレゼント、現在馬体重が495kgまで成長しているそうです!これは走るのでは…!?

    • まくれーん まくれーん より:

      記事閲覧ありがとうございます^_^

      ロードカナロアの馬体重これくらいの馬走る傾向にあるのでかなり期待出来るとおもいますよ!

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